エンドアのシールド発生装置バンカー
(エンドアのシールド発生装置から転送)
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シールド発生装置バンカーは、森林衛星エンドアに築かれた帝国軍の前哨基地である。この基地は、偏向シールド発生装置、巨大な離発着パッド、そして秘密の裏口によって構成されており、エンドアの戦いにおける地上戦はこの秘密の裏口の周辺で行われた。パワー・ジェネレーターおよびシールド発生装置の機関部は、森林の下部に少なくとも17平方キロメートルにわたって広がっていた。
歴史
エンドアのシールド発生装置バンカーは、攻撃を受けやすい状態にある第2デス・スターを効果的に防御するため、建造計画における初期段階に設立されていた軍事施設である。やがてデス・スター本体の防御シールドが作動するようになれば地上の施設は破棄されるはずだったが、まだその段階に至っていなかった帝国軍にとって、反乱軍の奇襲攻撃から要塞を防衛するためには、このバンカーが必要不可欠だったのだ。この施設には実際にシールドを防御するために必要となる設備のほかに、兵員宿舎や機械工場、AT-STおよびスピーダー・バイク用のガレージ、通信センター、そして支援部隊や備品の補給に使用される巨大な離着陸プラットフォームも設置されていた。
反乱軍に対して罠を仕掛けようと考えたパルパティーン皇帝は、エンドアのシールド発生装置が魅力的な餌になることを確信していた。そして、彼は同盟軍のスパイをうまく利用し、この施設の場所と目的をリークさせたのである。皇帝の思惑通りに反乱軍がシールド施設の破壊工作を企てると、彼は最精鋭部隊の1個師団を投入し、反乱軍の逮捕を命じた。しかし、帝国軍は原始的だが勇敢なイーウォックたちの攻撃に何も備えていなかった。イーウォックはハン・ソロ将軍率いる同盟軍の奇襲部隊に加勢し、自然の利を活かした戦術で帝国軍を翻弄する。そして、彼らはついにシールド発生装置の破壊に成功したのだった。その直後、ランド・カルリジアンとウェッジ・アンティリーズらの突撃隊がデス・スター内部に侵入し、この巨大宇宙ステーションを完全に破壊したのである。
エンドアの戦い後、イーウォックの戦士の1人ウィケット・W・ウォリックは、一時的にこのシールド発生装置の残骸の中で暮らしていた。彼はストームトルーパーの遺品となったヘルメットをボールやポットとして使用し、AT-STのコクピットを暖炉として利用したのである。