カズ
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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目次 |
経歴
ヤヴィンの戦いの3年後、カズ提督はアーガズダンのレイガー博士を森林衛星エンドアへ送り届けるインペリアル級スター・デストロイヤーの指揮を執っていた。博士はこの衛星で、パルパティーン皇帝に献上する強力な宝石、サンスターを手に入れようとしていたのである。そして、レイガーはその守護者であるイーウォックの部族からサンスターを奪い取ることに成功したが、博士は既にエンドア星系に向かっていた皇帝以外の人物にこの宝石を見せることを拒否していたため、カズはサンスターに秘められたパワーや、さらにはその存在にも懐疑的だった。その後、行方不明となっていたレイガーのドロイド、PD-28が脱出ポッドでスター・デストロイヤーに到着すると、カズは、イーウォックに捕えられた後、逃走してきたというドロイドの主張を一蹴する。カズはこのドロイドのリサイクルを命じるが、PD-28が奪われた宝石を奪回しようとするイーウォックの一団を密かに連れて来たことに気付いていなかったのだった。
カズがスター・デストロイヤーの艦橋で指揮を執っていたとき、レイガーは、サンスターのパワーを利用してシャトルに搭乗しているパルパティーンを暗殺し、自らの手で帝国を支配しようと企んでいた。だが、この計画は船に侵入した4人のイーウォック、ウィケット・ウィストリ・ウォリック、プリンセス・ニーサ・ア・ジャリ・キンターカ、ラターラ、ティーボによって阻止されることになる。そして彼らはサンスターを奪回し、スター・デストロイヤーからエンドアへ脱出することに成功したのだった。一方、レイガーの反逆が明らかになったため、カズは博士を帝国に対する大逆罪で逮捕した。この間、イーウォックの姿も、サンスターも一切見ていなかったカズは、魔法の力を持つ宝石の話についても、レイガーが反逆行為の一環として捏造した作り話だと信じていたのである。したがって、提督はアーガズダンの博士を厳重に処罰するため皇帝の保護下に引き渡したのだった。
人物と特徴
帝国宇宙軍のカズ提督は、パルパティーン皇帝に対して揺るぎない忠誠を誓っていた。彼は、レイガーが皇帝の殺害を企てていたことを知って衝撃を受け、彼を即座に逮捕している。カズはレイガーにその処罰について知らせることを楽しみ、必死に慈悲を乞う博士を無視したのだった。また、彼は帝国に対して無用な存在だと感じる人物を見下していた。カズは、サンスターを手に入れるというレイガー博士の任務を絵空事に過ぎないと考えており、その計画の軽々しさについてこのアーガズダンの科学者を叱責していたのである。同様に、PD-28がイーウォックに捕えられていたと主張したときも、カズは帝国が所有するドロイドがそのような境遇を経験するはずがないと信じていた。そのため、彼はこのドロイドを役立たずであると判断し、より有益なものへとリサイクルするよう命じている。また、カズは帝国に対するエンドアの重要性にも疑問を呈しており、この森林衛星を惑星であると誤解していたのだった。
カズは迷信に惑わされない現実的な男だった。彼はサンスターを、レイガーの空想が生み出した馬鹿げたアイデアに過ぎないと考えており、皇帝がこの宝石の捜索任務を承認した後でさえ、その考えを改めようとしなかった。彼はレイガーに自分の意見を明確に伝え、サンスターの力が誇張されたものであった場合、相応の不幸な運命が待っているとアーガズダンに警告していた。そして、権力を掌握するというレイガーの計画が失敗に終わると、カズはこの宝石の存在がやはり捏造だったという結論に至ったのである。
カズはオリーブ色の標準的な帝国軍の制服と帽子を着用していた。上着の胸には階級が付けられており、それは帝国の他の提督たちが付けている標準的な階級章と同じ、2本のコード・シリンダーと3つの青い四角形、その下に並ぶ3つの赤い四角形によって構成されていた。エンドア星系での任務の間、カズは帝国軍のストームトルーパーまたは巨大なドロイドを護衛に従えていた。