ギラモス・リブカス
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ギラモス・リブカスは、通商連合総督ヌート・ガンレイの補佐を務めていた野心家のニモイディアンである。クローン大戦時に通商連合の契約書記に就任していたリブカスは、他のニモイディアンと同様に大きなもったいぶった帽子を被っていた。
経歴
他のニモイディアンと同様に尊大な態度を好み、狡猾で残忍な男であるギラモス・リブカスは、病的な白っぽい皮膚に鈍いオレンジ色の目をしていたため、他のニモイディアンと容易に識別することができた。彼はヌート・ガンレイ総督の補佐を務める通商連合の高官だった。クローン大戦の開戦時に、彼はジオノーシスで開かれた独立星系連合の会合に出席し、ガンレイと共に共和国グランド・アーミーの攻撃から逃れることに成功している。しかしその後、彼は度重なる失態によってその地位を失い、故郷から追放されてしまう。やがてリブカスは辺境の惑星タトゥイーンへとたどり着き、モス・エスパの暗黒街で最悪の犯罪者として暗躍したのだった。
リブカスは自分の手を汚すよりも誘拐もしくは盗んできた幼い子供たちに命令することを好み、彼らに自分をご主人様と呼ばせて満足していた。また、彼は子供たちの行動を監視するため、彼らの手のひらに眼球のような形をした追跡オーブを埋め込んでいた。彼曰く、子供たちが逃走を試みるとこのオーブが血管の中に毒素を放出し、一瞬にして宿主を死に至らしめるというのだ。
彼の素性は子供たちにも知られていなかったが、誘拐された少女の1人イガッバ・ハイズだけは、彼が追放者ということを知っていた。落ちぶれたリブカスは武器や他の贅沢品の密輸で生計を立てており、しばしばジャバ・ザ・ハットの貨物船を子供たちにハイジャックさせては積荷を奪い取っていたのである。一方で、積荷の盗難によって多額のクレジットを失い始めていたジャバはこれに激怒し、ついにリブカスの首に懸賞金を賭けたのだった。
やがてジャバはリブカスの生け捕り、もしくは殺害のために2人の賞金稼ぎ、ダージと当時まだ10歳だった若きボバ・フェットを雇用した。2人はモス・エスパ近郊で焼け焦げたシード・クルーザーにリブカスを追い詰め、ダージはブラスターで彼を身動きできない状態にする。その間にボバはニモイディアンの司祭のような帽子を奪い、子供たちを連れて逃走した。だが、ダージはリブカスを完全に消滅させようと執拗に攻撃し、獲物と共に巨大な爆発に飲み込まれてしまったのだった。この事故によって2人ともこの場で死亡したと思われていたが、不死身の肉体を持つダージだけは生還することができた。後にリブカスの帽子は、彼の死の証拠としてボバの手によってジャバのもとに届けられることになる。