クローン・シャドウ・トルーパー
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clone shadow trooper |
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解説
共和国情報部および元老院情報局の長官、アーマンド・アイサードの独創的考えに基づくクローン・シャドウ・トルーパー師団は、偵察用の道具として製造されたクローン・トルーパーである。減少しつつあったARCトルーパーを増員するために開発されたシャドウ・トルーパーは、単独または2名での行動を基本としていた。彼らは装甲服を着用しながらも密かに行動し、賞金稼ぎの傭兵を装って静かに情報を収集しながら、目的地を密かに出入りしていたのだ。
クローン・シャドウ・トルーパーの装甲服は標準的なフェーズII・クローン・トルーパー・アーマーであり、戦略的に配置されたマグシールによって、シャドウ・トルーパーの外観を変化させる偽装プレートを取り付けることが可能である。そのため、シャドウ・トルーパーは外見を変化させ、ハットに雇われた傭兵や、ブラック・サンの諜報員、あるいはフリーランスの賞金稼ぎとして行動することができた。この偽装プレートは主に装甲服の表面に装備されており、クローン・トルーパーのセンサー・シグネチャーを偽装することで、必要に応じて人間以外の存在を探知する生命探査装置を混乱させることもできた。また、このプレートは通常の動きを変え、観察者が特徴的な「クローンの癖」を掴むことを妨害してくれる。さらに発見された場合でも、ヘルメット内の顎の部分にあるシングル・スイッチによってマグシールを解除し、シャドウ・トルーパーに本来の装甲服を活用させることが可能だった。
この装甲服には、能動的スキャンを吸収する特殊なセンサー反射コーティングが施されていた。また、サーマル・ダンパーとEM硬化処理が受動センサーを妨害し、標準型装甲服の隠し切れない反応を拾われることを防いでいた。さらに、シャドウ・トルーパーの不可視の覆いには高出力無指向性妨害装置も取り付けられており、彼らが決して発見されないことを保障していたのだ。ただし、これらの高価な妨害システムは、標準型クローン・トルーパーのヘルメット・システムにも影響を及ぼすため、多くのシャドウ・トルーパーは通常の歩兵と行動を共にすることを避けていた。
シャドウ・トルーパーは標準型DC-15カービンではなく、DC-19 ”ステルス” カービンを装備していた。この武器には隠密に行う任務のために消音装置が装備されており、高価な精錬ティバナ・ガス混合気体を使用するオプション・モードによって、光弾を通常の可視スペクトルの範囲から完全に消すことができるのだ。しかし、このモードは非常に高コストであり、10回発射するたびに混合気体を再充填する必要がある。また、この武器は緩衝装置へのダメージを抑えるため、発射のたびに武器全体を冷却しなければならない。したがって、シャドウ・トルーパーの射撃手は不可視光線を大きな効果が得られるときにのみ使用することになる。
独立星系連合の要塞がグリーヴァス将軍の隠れ家だったウータパウで発見されたとき、6つの縦穴都市へ侵入するべく、シャドウ・トルーパーの1個小隊が派遣された。彼らの任務はそれらの都市に妨害装置を設置し、後続する共和国グランド・アーミーの侵略を敵に気づかれないようにすることだった。
シャドウ・トルーパー師団の成功は、後のストーム・コマンドーの創設へと繋がり、同様にブラックホールのエリート・ストームトルーパーへと発展することになる。