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ルゴサ

コーラル・ムーンから転送)

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Rugosa
位置に関する情報
宙域

アウター・リム

セクター

サンブラ・セクター

星系

ルゴサ星系

座標

O-17

物理的情報
気候

温暖

主な地形
社会に関する情報
入植種族
固有植物

珊瑚の森林

所属
[非表示]

ルゴサ、またの名を珊瑚の月は、サンブラ・セクターに属する温暖な衛星である。この衛星は、ヤヴィンの戦いのおよそ30,000年前にラカタと呼ばれる古代種族に率いられた強大な銀河政府、無限帝国を構成する星の1つだった。その後、この衛星はバルモーラ・ラン周辺で活動していたトイダリアンの偵察員によって発見され、魅力的な気候と温暖な海洋から、ハットの主人たちには内密の、トイダリアンの保養スポットとなったのである。だが、トイダリアンたちの二枚舌に気付いたハットはこの衛星に疫病を蔓延させることで彼らを追放した。ルゴサの海洋は干上がり、大地には広大な珊瑚が露出した状態となったのである。

クローン大戦中、ルゴサはトイダリアカトゥーンコ銀河共和国の代表との間で行われる会談の開催地に選ばれた。だが、この会合が行われることを示す通信を傍受した独立星系連合が、共和国船団を奇襲した。そしてジェダイ・マスターヨーダ率いる少数のクローン・トルーパーたちが衛星に降り立ち、連合との戦闘が開始されたのである。最終的に彼らはドロイド軍を撃退し、カトゥーンコ王との同盟を締結したのだった。

目次

概要

ルゴサの深い珊瑚の森林

ルゴサは、ルゴサ星系の青い惑星の軌道を巡る温暖な衛星である。この星系バルモーラ・ラン近郊のアウター・リム・テリトリーサンブラ・セクターに属している。かつてこの衛星は温暖な沼地と浅い海洋に覆われていたが、ハットの疫病によって海洋は干上がっており、珊瑚礁や岩礁、さらには原住種族の化石化した亡骸が露出した状態となっている。だが、多くの植物や珊瑚がこの疫病を生き延びた。巨大な珊瑚礁は緑から青、紫へと様々な色へ変化し、形も巨大な扇型から角型や房状へと変化した。そして、一部はペリグリン級スター・ヨット<シーフ・アイ>がその上に楽に着陸できるほどにまで巨大化している。だが、石化した珊瑚礁の多くはクローン大戦中にこの衛星で行われた戦闘によってダメージを受けたのだった。

ハットの疫病による被害の後、雨がゆっくりと海底に蓄積されはじめていった。外来の動物たちもこの衛星を訪れるようになり、ニーブレイ・マンタの幼生たちも宇宙を渡る途中この珊瑚礁に立ち寄り、住み着いている。

歴史

旧共和国時代

ヤヴィンの戦いのおよそ30,000年前、ラカタと呼ばれる種族が銀河系で圧倒的な力を誇っていた。フォースを原動力とするハイパードライブを利用した彼らは、フォースの中で一際輝く銀河中の多くの惑星を旅し、それらをラカタン無限帝国へと統合していったのである。こうした星々の1つがルゴサだった。1,000におよぶ惑星を征服し、「極悪非道なる者」を自称した大将軍は、死んだ珊瑚にその名を刻みつけたのだった。そして彼らによる銀河系支配から5,000年後、無限帝国を疫病が襲い、ついにこの衛星からラカタは消滅した。この衛星に君臨していた「極悪非道なる者」とその多くの従者たちは神話の中へと消えたのである。

ラカタの絶滅後、この衛星はクローン大戦勃発の数世紀前に、バルモーラ・ランの周辺で活動していたトダリアンの偵察員によって発見されるまで、数千年にわたって無人の状態だった。トイダリアンはハット・スペースに位置する、獰猛な肉食獣があふれる腐敗した沼地の惑星トイダリアに原住する種族である。トイダリアンたちにとってルゴサの温かい沼地と珊瑚の海はまさに楽園だった。氏族長たちはこの月を保養スポットへと作り変え、その存在をハットの犯罪王たちから隠し続けたのだった。だがやがて、この秘密はハットたちの知るところとなり、彼らはトイダリアンたちを懲らしめるためにこの月に古代の疫病を蔓延させた。すると数か月のうちに海が干上がり、ルゴサは乾燥した青い月へと姿を変えてしまったのである。こうしてルゴサはトイダリアンの間で「珊瑚の月」と呼ばれるようになったのだった。

またコールド戦争の間、復活したシス帝国の研究者たちはベルサヴィスでの無限の財宝の探索の中で、ルゴサの珊瑚に刻まれたラカタの碑文を参照した。彼らはここに投獄されていたとされる伝説の「極悪非道なる者」の正体に関する手がかりを求めていたのである。

クローン大戦

ルゴサを進軍するドロイド軍

トイダリアからそれほど遠くないルゴサは、クローン大戦中にジェダイ・マスターヨーダトイダリアンの君主カトゥーンコの会合場所として選ばれた。彼らはここで、トイダリアをハット・スペースにおける共和国の重要な前哨地とするための協定について交渉する予定だったのだ。だが不運にも、分離主義勢力がこの会合に関する情報を傍受し、連合軍の戦艦がルゴサへ向かう途中のヨーダの船を奇襲する。だが、ヨーダはこの攻撃を切り抜け、3人のクローン・トルーパーと共に脱出ポッドでルゴサの地表に到着したのだった。

ドゥークー伯爵は共和国より先に弟子のアサージ・ヴェントレスをルゴサに送り込んでおり、彼女は力づくでもカトゥーンコに独立星系連合との同盟を結ばせるつもりだった。ヴェントレスはトイダリアンの王に賭けを提案し、ヨーダがドロイド軍の攻撃を生き延びれば共和国が、死亡するか捕らわれるかすれば分離主義勢力がトイダリアとの協定を結ぶことになる。そして、ヨーダと3人のクローン・トルーパーはドロイドの大軍と直面するが、トイダリアンとの同盟締結に向けて活路を切り開き、会合の場に姿を現したのだった。ヴェントレスはカトゥーンコを殺そうとするが、彼女のライトセイバーはヨーダのフォースによって阻止された。彼女はこの衛星から逃走し、ヨーダの誠実さに心を打たれたカトゥーンコは共和国との協定に調印することになる。

居住者たち

かつてのルゴサにはラカタたちが暮らしていた。彼らは両側から短い眼茎を伸ばした大きな三角錐型の頭部を持つヒューマノイドである。だが、後に疫病がもたらした文明の崩壊によって、彼らはルゴサから姿を消すことになる。そして数千年後、この衛星は鳥のような姿と太った胴体をもつ小型種族、トイダリアンたちによって保養スポットとして使用されたのだった。彼らはそのずんぐりとした体型に反して小さな翼で空を飛ぶことができた。だが、ルゴサがハットの疫病によって荒廃すると、トイダリアンたちはこの衛星を保養スポットとして利用することができなくなった。しかし、カトゥーンコとその取り巻きたちはクローン大戦中にこの衛星を訪れることになる。

登場エピソード

外部リンク

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