サンジェイ・ラッシュ
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サンジェイ・ラッシュは、クローン大戦中に惑星オンダロンを支配していた専制君主である。彼は独立星系連合と同盟を結んでいた。
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経歴
サンジェイ・ラッシュは独立星系連合と同盟を結んでいた。一方で、真の王であるラムシス・デンダップはラッシュによって玉座を追われ、オンダロン反乱軍に加わっていた。ラッシュは惑星の本当の王ではなかったが、分離主義勢力によって傀儡の支配者として王位を与えられ、連合の意に添うようにオンダロンを支配していたのである。
ヤヴィンの戦いの20年前、オンダロンの一部の人々はサンジェイ・ラッシュのドロイド占領軍に対する反乱を決意し、オンダロン反乱軍を結成した。イジズに侵入した彼らがドロイド軍への奇襲攻撃を開始すると、ラッシュは牢獄からデンダップを引き立て、この反乱を指揮しているのではないかと問い詰める。ラッシュはこの攻撃をテロだと断罪し、彼らに攻撃を辞めさせるよう要求したのだった。だが、デンダップは自分が独房で監禁されているため誰とも接触できないことを指摘し、この告発を否定する。彼は民衆一人一人がラッシュの支配に反抗しているのだと告げた。前王はラッシュに、この反乱を終わらせることができるのは現在の王であるラッシュ自身であり、そのためにはドロイド軍による占領を終わらせることだと主張したのだった。
そして夜が訪れると、反乱軍は都市のパワー・ジェネレーターを破壊し、ドロイドへの夜襲を可能とすると共に、人々の支持を勝ち取っていった。さらに、ラッシュの副官、ビヴォールのオカリンが彼に王宮車両が奇襲されたことを報告すると、ラッシュは激しく取り乱し、ドゥークー伯爵と接触して増大する反乱を鎮圧するためのさらなる兵士たちを要求する。伯爵は彼を支援すると請負い、ドロイド軍を指揮する新しい将軍、カラーニ率いる部隊の派遣を約束したのだった。
反乱軍による攻撃が増加するなか、タンディン将軍がスティーラ・ガーレラとその兄ソー・ガーレラ、そしてラックス・ボンテリを反乱の首謀者として特定した。タンディンはオンダロン王立軍で反乱を鎮圧できると提案するが、カラーニはオンダロン軍の中にも反乱軍の同調者がいる可能性を指摘し、タンディンの提案を拒否する。ラッシュはデンダップを呼び出し、再び反乱を止めるよう要求するが、退位させられた王は打つべき手を持ち合わせていないと繰り返すだけだった。
そして翌日、ラッシュはデンダップを、前王を救出しようとして捕えられたソーと共に公開処刑することを計画した。彼はこれによって反乱軍を意気消沈させ、同時に反逆者たちを捕えようと考えたのである。そして反乱軍が速やかに行動を開始すると、彼らはドロイド軍によって包囲され、降伏を強いられた。しかし、ラッシュが処刑を開始する前に、タンディンと王立軍が反乱軍の救出に立ち上がった。タンディンはソーから、ラッシュの行動がオンダロンの最良の利益を代弁しているものではないと説得を受けていたのである。タンディンはラッシュを人質にとり、デンダップ、反乱軍、そして部下たちを逃走させるが、ラッシュは将軍に、自分を解放した直後に殺されるだろうと通告する。しかしこのとき、ジェダイのアソーカ・タノが群衆の中から姿を現し、フォースを使ってドロイドたちをなぎ倒すると、タンディンと共にその場から逃れることに成功した。ラッシュのドロイドたちは彼らを追跡しようとするが、民衆がそれらを妨害する。人々は公然と反乱軍への支持を宣言したのだった。
反乱軍はすかさず惑星を取り戻すための最後の攻撃に着手した。ラッシュとカラーニは大規模なバトル・ドロイド部隊を送り込み、ヘヴィ・ミサイル・プラットフォーム・ドロイド・ガンシップが彼らとの戦闘を開始する。反乱軍は数の上で劣ってはいたが、それでも優勢を保っているかに見えたのだった。
最後の戦いの最中、ドゥークーがラッシュとカラーニと交信した。ラッシュは素早く状況を説明し、反乱軍を倒すためにさらなる援軍が必要だと告げる。だがドゥークーはそれに激怒し、これ以上の戦争は無用だと言い捨てた。彼はカラーニにすべてのドロイド部隊を惑星から撤収させ、アガマーへ移動させるように命じる。そしてドゥークーのホログラムが消えると、カラーニは無言でラッシュを撃ち、殺害したのだった。オカリンは即座に両手を上げ、同じ運命を辿ることを拒否したのである。
ドロイド軍は惑星から撤退し、オンダロンは解放された。ラムシス・デンダップはラッシュに代わり、王の座を取り戻したのである。
人物と特徴
サンジェイ・ラッシュは利己的で冷酷な指導者であり、市民を分離主義勢力の惑星占領軍に対する暴動と抗議へと導いた。また彼は傲慢な男でもあり、実際には連合の傀儡に過ぎなかったが、自身をオンダロンの真の王だと考えていた。