スペランカー・プローブ・ドロイド
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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解説
クローン大戦が勃発した直後、独立星系連合のリーダーシップを形成するべく様々な大企業が合併したが、彼らは同時に戦争に転用可能な工業的資産を持ち寄っていた。カメレオン・ドロイドの異名を持つ連合軍のスペランカー・プローブ・ドロイドこそは、まさしくその一例である。
当時、コマース・ギルドは多くの無人惑星に膨大な数の鉱山を所有していた。ギルドはプローブ・ドロイドを使ってこうした惑星における天然資源の初期調査を行っており、ハイパースペース・ポッドでこれらのドロイドを各惑星に送り込んでいたのである。アラキッド社製スペランカー・プローブ・ドロイドはこうしたドロイドの典型であり、貴重な鉱石を検出するための高機能なセンサー・アレイを装備していた。このドロイドは見込みのある鉱山について地質学的なデータを収集すると、より大規模な採掘部隊を迎える準備として、即座に予備爆破を開始したのである。
その後、これらのプローブ・ドロイドはテクノ・ユニオンの技術者によって大掛かりな改良を施され、カメレオン・ドロイドとして生まれ変わった。これらは分離主義勢力による破壊工作のなかで、地雷埋設ドロイドとして使用されることになる。
カメレオン・ドロイドの名前の由来は、一連のホログラム投影装置を使って自分を取り囲むようにイメージを映し出し、効果的に姿を消すことができる能力にある。これは本物のクローキング装置とは全く異なるものだが、それでも受動センサーによる走査に対しては一定の効果を発揮することができたのだ。
カメレオン・ドロイドの円筒形の本体には、小型リパルサーリフトが内蔵されていた。これは推進力として使用されていないときも、ドロイド全体の重さを減少させるために使用されており、4本の鋏のような関節式の脚で本体を機敏に移動させることを可能としていた。さらに、これらの脚は牽引フィールドを生成することができ、滑りやすい斜面の上でも安全に移動できるようになっていた。事実、このドロイドは壁や天井さえも歩くことができたのだ。
また、当初このドロイドが持っていた鉱物探知センサーは、レーザー・キャノンに換装された。一方で、採掘の際に爆弾を発射するために使用していた貯蔵ベイはそのまま残されていたが、中身は採掘用のあまり強力でない爆弾に代わって、軍事仕様の機雷がセットされていた。