ホス
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ホスは、辺境のホス星系の第6惑星である。アウター・リム・テリトリーでも特に旅行者の少ないアノート・セクターに位置する雪と氷に覆われたこの不毛の惑星は、銀河内乱中の一時期に、反乱同盟軍がエコー基地を設置していた場所として有名だった。この基地はヤヴィンの戦いの3年後に銀河帝国によって発見され、その結果、ホスの戦いが発生することになった。この戦いによって反乱軍基地は壊滅し、多数の犠牲者が出たのだった。
特徴
ホスは同名の青白い恒星を巡る第6惑星である。この惑星の軌道には混沌とした広大な小惑星帯が広がっており、その瓦礫が流星となって頻繁に地表に降り注いでいる。ホスは極端な地軸の傾き、気圧の低さ、太陽からの距離などの条件によって極寒の惑星となっており、人類の生存が非常に難しい惑星である。日中でも平均気温は-32℃ほどであり、夜になると-60℃にまで下がってしまう。さらに風も強いため、実際にはもっと寒く感じることも多い。この惑星にはワンパやトーントーンなどの極限られた生態系も存在しているが、こうした土着生物にとってもこの寒さは天敵となっている。
ホスの地表は完全に氷に覆われているが、氷河地帯のあまり知られていない場所には蒸気を吹き出す火山性の断層や天然資源の埋蔵された鉱床など、実に様々な地形が存在している。また、永久氷を貫いているいくつかの山脈の中には活火山も含まれている。
ホスには赤道に沿って数百メートルもの深さに及ぶ氷の断層ができており、その下には未知の世界が広がっている。青白い太陽の光さえも決して差し込まないこの場所に生い茂っているラムニ・スパイスと呼ばれる貴重な菌糸類は、犯罪組織の間で高価に取引きされている。同盟軍がこの惑星の北半球に秘密基地を設立する以前には、ラスカーと名乗る海賊の首領がこのスパイスの採集を試みたが、ドラゴン=スラッグと呼ばれる生物に追い払われてしまったという。他にもホスの雪原には小型囓歯類などが徘徊している姿も希に見ることができる。
ホスの南半球では氷の下で大洋が激しく流れており、無名の3つの衛星の引力によって満潮時には氷の層を押し上げ、凍てつく地上にジェット水流を吹き上げる。そして、これらの激しい水流はすぐに凍ってしまい、巨大な氷の塔に姿を変えるのである。こうしてできた氷柱には海藻が付着していることも多く、それらを捕食する虫が沢山の穴を残していく。一方で、このホスの内側を回る5つの惑星にはまったく生命が存在していない。