レコン
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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解説
浅黒い肌に逞しい体をしたレコンは、企業セクターで大きな尊敬を得ている学者である。彼はラウンドツリー星系の中流階級の家庭に生まれ、幼い頃からコンピューター・プログラミングに関する優れた素質を見せていた。しかし多くのスライサーとは違い、レコンは良心と道徳を併せ持っていた。これらは両親から与えられた教訓であり、彼は決してその教えを忘れなかったのだ。
やがてレコンは優秀な成績で学生時代を終え、企業セクター共同体(CSA)からプログラマーとしてスカウトされた。この要請を引き受けた彼は企業セクターに移住し、ついには生物=無生物間思考インタフェースの専門家として惑星カーラの大学で教壇に立つようになる。レコンの兄もまた彼と共に企業セクターに移住していたが、それも彼を甥のチャカの模範とさせるためだったのだ。
当時、レコンは様々な大学の多くの学派に属していたが、そのわずかな余暇を利用して、CSAによる違法取引の噂について調べていた。やがてレコンはCSAが違法にあらゆる種族の人々を誘拐し、彼らを奴隷や強制労働者として酷使していることを確信した。彼は手に入れたすべての手がかりをつなぎ合わせ、囚人たちの居場所の特定とその解放を決意したのである。
そしてついに、政治活動家としてCSAに批判的な言動を行っていたチャカが失踪した。レコンは志を同じくする仲間を集めて秘密チームを編成し、企業セクターで行方不明になっている人々や、投獄されている政治犯の捜索に乗り出したのだった。
レコンは自らの地位を利用してオーロンIIIにある企業セクター共同体(CSA)のデータ・センターに乗り込んだ。ドロイドのブルー・マックスの活躍もあり、彼はそこで辺境の惑星マイタスVIIに、スターズ・エンドと呼ばれるCSAの秘密刑務所があることを突き止めた。しかし、レコンはチームのメンバーの1人トーム・デイドフェロンの裏切りによって殺害されてしまう。彼の使命を引き継いだのはハン・ソロだった。レコンは死の直前に最期の力を振り絞り、<ミレニアム・ファルコン>のホロチェス・ボード上にスターズ・エンドの場所を書き記していたのだ。そしてハンはスターズ・エンドを壊滅させ、チャカを含む囚人たちを解放することに成功したのである。