ブルー・マックス
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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ブルー・マックスは、ハン・ソロとチューバッカが企業セクターで過ごしていた当時に出会ったスライサー・ドロイドである。労働ドロイド・ボラックスの相棒であるブルー・マックスは、ハン・ソロ、チューバッカと共に企業セクターやタイオン・ヘゲモニーで数々の冒険を繰り広げたのだった。
解説
企業セクターで宇宙船の違法改造を行っているドクとその娘ジェッサのアウトロー・テク集団は、ブルー・マックスと呼ばれる小さな目立たないキューブ型ドロイドの中に違法な回路やコンピューター部品をぎっしり詰め込んで隠し持っていた。このほとんど自意識を持たないドロイドは、帝国軍のメレンデータ社製B2-Xコンピューター・インタフェース・ユニットとして稼動を開始したが、やがて賞金稼ぎの手に落ち、代金代わりにドクへ支払われたのだった。
帝国軍仕様だったB2-Xは無愛想な性格だったが、ドクの率いるアウトロー・テクたちはそうした欠陥を修復し、ブルー・マックスを創造した。その結果、ブルー・マックスは早熟で活発な性格となったが、よりハイピッチな音声合成装置を与えられたことで、いたずらっ子のように振舞うことも多くなった。
しかし、ブルー・マックスは移動手段を持たないため、アウトロー・テクたちは労働ドロイドのボラックスの胸部に空いた穴の中に専用クレドールを作り、収容させていた。2体のドロイドは互いに相棒であると同時に友人となり、旅の経験が豊富な旧式のボラックスは、若く乱暴なブルー・マックスにとっての良き指導者となったのである。
深青色のキューブ型をしたブルー・マックスは、赤く輝く光受像器で受信したデータを処理し、音声合成装置を通じて会話を行う。また、様々なネットワークと接続可能なコンピューター・プローブも装備されており、ボラックスを遠隔操作することも可能である。さらに、彼の処理装置やソフトウェアはオーロンIIIにある企業セクター共同体(CSA)の最も強固な保安システムでさえ、突破し得るものだった。事実、ブルー・マックスは当初からCSAのデータ・センターに不法アクセスするために設計されていたものであり、企業セクターで行方不明になっている人々がスターズ・エンドと呼ばれる秘密の刑務所に捕らえられていることを突き止めたのである。
後にブルー・マックスはCSAのスターズ・エンド刑務所から囚人を解放するため、ハン・ソロに協力している。彼らはその英雄的行為によって、アウトロー・テク集団から解放され、自由を得ることができた。その後、2体のドロイドは銀河系を旅したいと切望し、ハンに<ミレニアム・ファルコン>に乗せてほしいと申し出る。生まれもってのドロイド嫌いだったハンも、彼らの忠誠心と才能を見せ付けられたことによって心を変え、2体を同行させることを決意したのだった。
2体のドロイドは<ファルコン>に乗せてもらうことと引き換えに、一時的にハン・ソロの下で働くことに同意する。ブルー・マックスは<ファルコン>と通信することもでき、船をいつでも最高の状態に保つことができた。また、ハンとチューバッカが<クイーン・オブ・ランルーン>の捜索をしていたときも、このドロイドたちは敵の戦闘ドロイドとの戦いなどを通じて大いに役立ったのである。
<クイーン>を発見した後、ブルー・マックスとボラックスはハンに別れを告げ、ルーリアンのスカインクスと行動を共にした。そして、彼らはスカインクスがルーリアンの成人にあたるクロマ=ウィング・フライヤーになるための最後の試練に力を貸している。しかし、これを最後に彼らの行方は分かっていない。