全地形用偵察兵器
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全地形用偵察兵器(AT-RT)は、偵察やパトロールに使われていた1人乗りの2脚歩行型ウォーカーである。このウォーカーは初期にはクローン大戦中に共和国グランド・アーミーによって使用され、その後は銀河帝国や反乱同盟軍でも使用されていた。
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特徴
銀河共和国のクローン・トルーパーは大規模な数で最適な配置をなされていたが、このリパブリック・スカウト・ウォーカーのような関節型野戦用装甲車両は、単一のクローン兵を恐るべき対歩兵用ユニットへと変えることができた。主として偵察用車両として設計されたこの2本足のウォーカーは、オープン・コクピット型ではあるが機敏かつ重武装が施されており、搭乗したクローン兵はB1バトル・ドロイドを容易になぎ倒すことができたのだ。
AT-RTは小さいため、装甲を持った大型の標的には太刀打ちできず、警察支援、市民の防衛、戦後の掃討作戦などに利用されることが多かった。その軽量構造はAT-PT(全地形用単座式歩行兵器)にも勝るが、AT-RTにはAT-PTの持つ装甲キャビンが欠けていたため、打たれ弱いという決定的な弱点があった。また、AT-RTは機体前部に1基の連射式レーザー・キャノンを装備していた。
歴史
クローン大戦中、これらはキャッシークの戦いなどで実戦投入され、銀河内乱の時代に見られるAT-STの先駆的存在となったのだった。