<アルティモ・ヴィスタ>
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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<アルティモ・ヴィスタ>は、銀河首都コルサントの広大な都市景観を徘徊していたギガ級輸送船である。完全自動操縦のこの船は常に数千人の乗客を乗せたまま、所定の停泊地を持たずにゆっくりと惑星中を旅していた。また、この船はそれ自体が事実上の自給自足型超小型惑星だったと言える。この豪華輸送船には天候が制御されたエリアがいくつか用意されており、内部に森林、海洋、アパートの集合体なども作られていた。<アルティモ・ヴィスタ>は惑星都市の旧地区にあるコルスカ・サーカスの上空を航行していることが多かった。
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特徴
<アルティモ・ヴィスタ>は自給自足型の娯楽用クルーザーとして建造されたギガ級輸送船である。この船の内部にはあらゆるものが完全に取り揃えてあり、船体の外側に区分けして並べられたいくつかのアパート型居住区画には、この船を住居とする数千人の人々が暮らしていた。さらに船内には複数の分譲居住エリアも用意されていた。また、これらのエリアは天候も制御されており、密林、河川、小さな海まで、様々な環境が作られていた。広大なアパート区画の近くには何種類かのスポーツ場が設置されており、船体後方は巨大な貨物区画として使用されていた。
この船は概ね卵型をしており、船頭にはスタビライザーが水平に広がっていた。また、側面に並べられた青色に輝くライトが夜空に光の輪を形成し、<アルティモ・ヴィスタ>に幻想的なきらめきを与えていた。この船は娯楽用途に作られていたため、航行速度は非常に遅い。これらの特徴と完全自動操縦であることから、コルサントの住人たちの多くはこの船を幽霊船として形容していたのだった。
歴史
<アルティモ・ヴィスタ>は巨大都市惑星コルサントにおける奇妙な景観の1つとして見られていた。この船はクローン大戦勃発の数十年前に、コルサントの多くの都市を巡る旅を開始している。<アルティモ・ヴィスタ>は数千人の住人たちを運び、旅を続けていたのだった。しかしこの旅には目的地が一切なく、動き続ける限り惑星規模の都市のスカイレーンをさまよい続けていたのである。
この自給自足船の中には数千人の住人たちが暮らしており、船が年を重ねるにつれ、住人たちも年をとっていった。ジオノーシスの戦い、そしてクローン大戦が勃発するまでに、このギガ級輸送船の住人たちの大部分が老人となり、人生の大半をこの船の中で生きてきたことになったのだった。
ヤヴィンの戦いの22年前、パドメ・アミダラ議員の暗殺を試みた賞金稼ぎザム・ウェゼルを追うジェダイ・ナイト・オビ=ワン・ケノービとそのパダワン・アナキン・スカイウォーカーは、ゆっくりと動くこの船にあわや衝突するところだった。スカイウォーカーは天性の操縦技術で拝借したXJ-6エアスピーダーを操り、衝突寸前で回避することに成功する。彼はマスターを冷や冷やさせながらも、ウェゼルの追跡を続けたのだった。このとき<アルティモ・ヴィスタ>はコルサントの旧地区でコルスカ・サーカスの上空を航行していた。