BTL-S8 Kウィング・アサルト・スターファイター
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BTL-S8 Kウィング・アサルト・スターファイター、通称Kウィングは、重宇宙戦闘機兼爆撃機である。
特徴
Kウィング・アサルト・スターファイターは、残存帝国軍や他の脅威と戦い続けている新共和国のために、Yウィングの製造元として知られるコーンセイヤー・マニュファクチュアリング社が開発した最新型宇宙戦闘機の1種である。
Xウィングを始めとする他の新共和国の戦闘機と同様に、Kウィングはある程度の万能性を維持する一方で、明確に戦闘用途を意識した設計をなされている。Kウィングに最も適した任務は、惑星上の標的や宇宙ステーション、あるいは低速な大型艦船などに対する至近距離からの正確な爆撃である。しかし、同時にこの戦闘機は有用な護衛戦闘機や短距離型偵察機にもなり得るのだ。
Kウィングは固定された大型の安定翼に2枚の推進翼が接続された特殊な形状をしているため、他戦闘機と容易に識別することが可能である。また、KウィングはYウィングと比べると遥かに重量があるが、安定翼と推進翼の間の接点に位置するメイン推進スラスターによって、Yウィングの最高速度に匹敵する亜光速度で航行することが可能である。さらに、主安定翼の後方付近に搭載された補助イオン・エンジンは、短時間の点火で非常に大きな加速力を生じさせることができる。しかし、この戦闘機はハイパードライブを搭載していないため、星間移動を行う際には<エンデュランス>などの大型母艦に格納されなければならなかった。
新共和国艦隊における相応しい役割として、Kウィングはこの大きさの戦闘機としては先例のないほど多種にわたる武器を搭載していた。3枚の翼に散りばめられた18箇所のハードポイントに、新共和国の技術者は震盪ミサイル、フレシェット・ミサイル、亜光速魚雷、サーマル・デトネーター、浮遊機雷など、様々な実弾兵器を取り付けることができたのだ。だが、主力兵器を実弾に頼るこのシステムには、明確な欠点も存在していた。最後の武器を発射した時点で、Kウィングはその圧倒的な火力を失うことになり、各種弾頭の再充填を行うためにはドッキング・ベイに帰還しなければならないのだ。ただし、Kウィングには主に敵戦闘機から攻撃を受けた際に使用する短距離型クワッド・ターボレーザー・タレットと、中距離型レーザー・キャノンも装備されており、両者は共に司令モジュールの上に取り付けられていた。また、この戦闘機には偏向シールド発生装置も同様に装備されていた。
大量の武器を搭載していることから、Kウィングの操縦には腕利きの砲手が必要とされ、パイロットと砲手はそれぞれ司令モジュールの両側にある小さなコクピットに乗り込むことになる。また、司令モジュールは脱出ポッドも兼ねており、翼部分から丸ごと切り離すことが可能である。しかし、ポッドはとても移動速度が遅いため、敵にとっては格好の標的となってしまうこともあった。
歴史
Yウィングの後継機に当たるKウィングが最初に披露されたのは、ヤヴィンの戦いの16標準年後に起こったブラック・フリート危機の最中のことだった。そして、この戦闘機はその後に起こった数々の抗争にも投入され続けている。