DF.9対歩兵用砲塔
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DF.9対歩兵用砲塔は、敵歩兵に対する防衛の際に使用された筒型の砲塔である。ゴラン・アームズ社のDF.9は、惑星の地表またはアラキッド工業社製XR-85タンク・ドロイドなどの戦車に固定する武器として開発されたものだった。
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特徴
対歩兵用砲塔は敵の地上軍による侵略に対し、防衛部隊の前線で使用する兵器である。ゴラン・アームズ社製DF.9対歩兵用砲塔などの多くの機種は、ハイテク武装をした多くの敵兵士を殺戮すると共に、戦車などの支援装備を破壊するため、極めて精度の高い照準コンピューターを搭載していた。この兵器は場所や地形を選ばずに設置することができ、通常は戦略拠点を防衛するために対車両用砲塔と連続して配置されていることが多かった。
一般に対歩兵用砲塔は最小射程距離がおよそ3キロメートル、最大射程距離は16キロメートルにおよび、これはあらゆる携帯用武器の飛距離をはるかに超えている。そのため、対歩兵用砲塔は敵の反撃が届かないうちに敵兵を殲滅できたのだ。より重要な点は、DF.9のエネルギー・ビームの爆発が直径8メートルもの範囲にわたってダメージを与えることである。この破壊力はストームトルーパーの一隊を完全に消し去ることができた。通常、対歩兵用砲塔は3秒おきに発射することが可能である。また、DF.9をはじめとする同種の兵器は、砲塔部分を装甲板とプロトン・シールドで保護されており、180度回転させることも可能だった。
しかし、DF.9には重大な欠点もあった。それは動かしにくいということと、発砲するためには地面に固定しなければならなかったということである。さらに、最高の能率で使用するためには、砲手、照準コンピューター技師、パワー・ジェネレーターから得られるエネルギーの調整を行う技術者の3名が必要不可欠だった。また、DF.9はAT-STなどの軽車両にダメージを与えられるよう改良することもできたが、AT-ATクラスの重装甲車両に対しては無力だったことも事実である。
歴史
当初のDF.9はクローン大戦において独立星系連合が使用するために開発されたものだった。しかし銀河内乱の時代になっても年式に関係なく、銀河帝国、反乱同盟軍、海賊、その他の非合法組織で依然として人気の高い兵器だった。ツインDF.9対歩兵用砲塔のような上位機種は、大容量発電機を備えた高速レーザー・キャノンの形態をとっており、2秒毎に発射することができた。また、移動型対歩兵用砲塔であるSP.9は推進機能付きのリパルサーリフト・スレッドを搭載しており、最大時速60キロメートルで移動することもできた。