TIEオプレッサー
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TIEオプレッサーは、帝国宇宙軍の宇宙戦闘機要員の中から選抜されたエリート・パイロット部隊に限定数だけ展開されたTIEシリーズ・スターファイターの一種である。この戦闘機はヤヴィンの戦い直後の戦闘で使用されていた。
特徴
TIEオプレッサーは標準型TIE/LNスターファイターの機体を改良する試みの一環として作られた機種であり、帝国軍の強襲部隊で前衛を務めるための装甲と偏向シールドの強化に加え、より強力な武器が搭載できるようになっていた。また、増大したエネルギー消費量を補うため、十分な数のソーラー・パネルも装備されている。だがその一方で、オプレッサーの持つすべての攻撃用および防御用装備は、エンジンを搭載するスペースを犠牲にして詰め込まれたものだった。帝国軍の宇宙戦闘機はその多くが機動性を最優先して設計されていたが、この点においてTIEオプレッサーに関する帝国軍パイロットたちの評価は平均的なものだった。オプレッサーは初期型TIEファイターと同様の配置で基本エンジンを搭載していたが、機動性の欠如によって明らかに不安定さが増していたのだ。その原因は、より鈍重で強固な船殻が推力を減衰させていたからに他ならない。しかし、オプレッサーはその戦闘機動性の乏しさと引き換えに、帝国軍における宇宙戦闘機の中でも突出した攻撃力と防御力を誇っていた。
歴史
ヤヴィンの戦い直後に開発されたTIEオプレッサーは、帝国軍宇宙戦闘機部隊の中でも選りすぐりのエリート部隊にのみ、機体数を限定して配備されていたTIEシリーズの最新鋭機種である。TIEオプレッサーの航行テスト・プログラムに参加できたのは、最も熟練したベテランTIEパイロットたちだけだった。このような高価な戦闘機を任せるために適切な操縦技術と忠誠心、そして戦術的ノウハウを持ち合わせていたのは彼らだけだと考えられていたのだ。オプレッサーの運用は「限定的な実地テストの初期段階」の一部でしかなく、帝国宇宙軍における小規模な試験プログラムだと思われていたが、実際に配備された機体数は反乱同盟軍の司令官たちを脅かすのに十分なほどだった。