アグラス
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アグラス、通称キーパーは、カダーヴォにあった奴隷矯正センターの所長である。オビ=ワン・ケノービがこのハブに投獄されたとき、キーパーはホバー・チェアーに乗る肥太った男だった。彼は多くの奴隷商人と同様に冷酷非情であり、規則に従わない奴隷は処分されるべきだと考えていた。彼はオビ=ワンを屈服させるために数人のトグルータの囚人を矯正ハブの下の溶岩の中に落とした。そして、アナキン・スカイウォーカーが共和国部隊を引き連れて救出任務に現れると、キーパーはすべてのトグルータをカルデラに放り込もうとしたのである。だが、トグルータの大半はジェダイによって救助され、キーパーはキャプテン・レックスによって殺害された。そして、アグラスのホバー・チェアは彼の死体を乗せたまま制御パネルに激突したのだった。
経歴
リパルサーチェアで移動する肥満体のキーパー・アグラスは、ザイゲリアン奴隷帝国、ひいては独立星系連合に仕えていたザイゲリアンの奴隷商人である。彼は惑星カダーヴォに作られた奴隷事業の中心施設、ザイゲリアン奴隷矯正ハブを監視していた。ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、惑星キロスで誘拐されたトグルータの人々がカダーヴォに移送され、アグラスの監督のもとで強制労働を強いられた。だが、キロスの住人たちの失踪は銀河共和国の知るところとなり、3人のジェダイ、オビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカー、アソーカ・タノと、クローン・キャプテン・CT-7567、通称レックスが調査のためザイゲリアンの故郷へと派遣される。だが、彼らは全員ザイゲリアンの部隊に捕えられてしまったのだった。
スカイウォーカーとタノはザイゲリアで捕虜となっていたが、ケノービとレックス、そしてキロスのロシュティ知事はカダーヴォの矯正ハブへと連行された。ケノービと仲間たちが惑星に到着すると、アグラスは彼を大いに歓迎する。キーパーは矯正施設にジェダイを迎えることは興奮だと表現するが、ケノービに絶対服従を強いるため、上空に矯正ハブが浮かぶ火山に警告なしで数人のトグルータの奴隷を落下させ、即座に自分の権威を見せつけたのだった。彼は、ケノービがどんなに些細な不服従を試みても、さらに多くの他者が苦しむだけだと通告したのである。虐待を受けていたトグルータの奴隷を助けようとするケノービの試みさえ不幸な結果を招き、奴隷たちはさらなる苦しみを受ける危険を回避するため、あえてジェダイを避けるようになったのだった。その後、アグラスはケノービ将軍とキャプテン・レックスの処刑を命じ、その執行の様子を見物しようとしたが、2人の囚人は逆に衛兵を圧倒し、アグラスはキロスの人々を殺害するための罠を作動させる。そして彼が目を逸らした隙に、ケノービはフォースでライトセイバーを引き寄せ、アグラスを倒そうとした。だが、アグラスはジェダイに無防備な敵を殺すことはできないと言い放ち、ケノービを嘲笑う。そのとき、レックスがエレクトロスピアでアグラスを串刺しにし、自分はジェダイではないと告げたのだった。腹を貫かれたアグラスは即座に絶命したのである。