G2-3B
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G2-3Bは、スター・ツアーズ社で働いていた、ひょろ長い緑色のG2修理ドロイドである。彼の役割は、G2-4TとG2-9Tの行う作業の監督だった。このドロイドには通常のG2ドロイドとは違う頭部を付けられていた。
経歴
セクター2はスター・ツアーズ社のドロイド修理施設である。ここには複数の階層にわたって何百体もの壊れたドロイドが散らばっており、多数のG2修理ドロイドがそれらの修理にあたっていた。
スター・ツアーズ社を訪れる多くの旅行客たちはガチョウに似たG2-9TやG2-4Tに親しみを抱いていたが、同社で働く第3のG2ドロイド、G2-3Bの存在を知る者は少なかった。その理由は、G2-3Bが不幸な溶接事故によって本来のガチョウ型のボディをほぼ完全に失ってしまったためである。だがこのドロイドのメモリ・コアは無事であり、個性とプログラムをより手ごろなドロイド・シェルにアップロードすることができたのだった。彼の個性はEVシリーズ・スーパーバイザー・ドロイドのボディに移殖され、代わりに元のEVドロイドの個性とメモリは完全に破壊および消去されたのである。
G2-4TとG2-9Tにはおしゃべり癖があり、作業時間の大半を旅行客との会話に費やしていた。一方、この2体の休みなく続く会話から逃れるため、G2-3Bは隣の部屋に閉じこもり、自分の作業に専念していた。彼の作業の1つは初期型RXユニットの修理であり、G2-3Bが溶接機を使うたびに両者のシルエットが旅行客たちの前に浮かび上がっていた。この作業はG2-9Tには任せることのできない仕事だったのである。