ブラスター
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ブラスター（または銃）は、交換式のパワー・セルからブラスター・ボルトと呼ばれる爆発した粒子ビーム・エネルギーを発射する武器の総称である。ブラスターは銀河系で最も一般的に使用されている武器であり、その強烈なビームは圧縮された高エネルギー粒子と激しい光によって構成されている。その威力は設定によって変化し、標的を殺傷することから麻痺させることまで可能である。ブラスターの種類は小型ピストルからヘヴィ・ライフル、さらには宇宙船に搭載されるブラスター・キャノンまで多種多様に存在する。
ブラスターは非常に広範囲で使用されているため、若者の頃から使用する人々も多い。アナキン・スカイウォーカーは子供の頃に小型のイオン・ブラスターを所有していた。また、レイア・オーガナも10代の頃からスポーティング・ブラスターを与えられていた。マンダロリアンの子供たちも13標準歳を迎えるまでに激しい訓練と共にブラスターを与えられていた。
解説
銀河系で軍人と一般市民が共通して使用していた標準的な携帯武器はブラスターである。ブラスターが相手に与えるダメージは実に様々で、それに応じて色々な形や大きさのブラスターが存在していた。ブラスター・ピストルは光エネルギーのボルトを発射し、凝縮された爆発を引き起こす。また、多くのブラスター・ピストルにはスタン・モードが付いており、相手を物理的に傷付けずに麻痺させることによって無力化させることができた。殺傷モードにセットしたブラスターは標的となる建築物や有機細胞を焼き焦がすほど激しい爆発を引き起こすが、磁気シールドや偏向シールドによって防ぐことも可能である。
光のビームを殺傷力のある爆発にまで増幅させるブラスターの基礎テクノロジーはそれを採用している武器の大きさを選ばず、あらゆる種類、大きさがあっても、基本的には同一のものである。すなわち、小型護身用ブラスター、ブラスター・ピストル、大型ブラスター・ライフル、ターボレーザー・キャノンなどの内部構造は、すべて同じ理論と原理に基づいているのだ。トリガーを絞るとパワー・ソースによって高エネルギー状態になった揮発性のブラスター・ガスが変換室に充填される。その後、不安定なガスは作動中のブラスター・モジュールを通過し、そこで強い粒子ビームへと変換される。そしてビームはプリズム・クリスタルによって収束され、精製室を通過して最終的なボルトへと変換されるのだ。
ブラスターのエネルギーは交換可能な小型のパワー・パックによって外部から供給される。パワー・パックの交換は10秒以下で簡単に行うことができ、消耗した場合は小型発電機によって再充電することも可能である。パワー・パックは1つで100回程度の発射を行うだけのエネルギーを供給するが、効率的なブラスターのガス室には500回以上発射できるだけのブラスター・ガスを充填することができた。また、多くのブラスターは半自動型の武器であり、発砲するたびにトリガーを引く必要があった。なかには完全自動型に改造された機種もあるが、パワー・パックの消耗が激しく、オーバーヒートを起こすことも多かった。
多くの武器製造会社は接近戦用のより強力なパワーを持ったヘヴィ・ブラスター・ピストルを製造していた。これらの武器から発射されるビームは装甲服を引き裂き、小型戦車にもダメージを与えることができた。ヘヴィ・ブラスターは軽量かつ正確さを重視して設計されており、片手で使用することができ、射程距離は最大で50メートルになっていた。ただし、威力があるためパワー・パックの消耗が激しく、1つで25回しか発射することができなかった。そのため、一度に数十個のパックを収容できるようになっており、交換も数秒で行うことが可能だった。
銀河帝国は軍人以外の一般市民がブラスターを携帯することを禁止していたが、この法では闇市場でブラスターが売買されることを防ぐことはできなかった。そして、新共和国の時代になってもこの制度は継続されたが、状況はまったく変わらなかった。
ブラスターの種類
- ホールドアウト・ブラスター
- スティングビーム
- スポーティング・ブラスター
- ブラスター・ピストル
- ヘヴィ・ブラスター・ピストル
- ブラスター・ライフル
- ブラスター・カービン
- リピーティング・ブラスター
- オートブラスター
- ブラスター・キャノン
- ブラストソード
