ジンダ
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ジンダは、二足歩行の知的種族である。彼らは草食であり、特徴的な玉房状の髪と、体中を覆う模様によって容易に識別することができた。ジンダは精力的な性質で特に有名であり、ジャグリング、マジック、ダンス、音楽、ストーリーテリングなど、天性のパフォーマンス能力を駆使して他人を楽しませることに情熱を抱いていた。だが、この種族は記憶力と方向感覚の乏しさに苦労しており、道に迷いやすいという汚名を授かっていた。
ヤヴィンの戦いのおよそ130年前、あるジンダの一団が宇宙船<フリー・エンタープライズ>に搭乗し、エリアドゥからモッデル・セクターのクーナズ・アイへ向けて出発した。だが、この船は森林衛星エンドアに墜落し、生存者たちは立ち往生を余儀なくされたのである。その後、部族はロック・ウィザードと呼ばれる強力な魔法使いの保護下で農耕集落を築いたが、やがて彼を毒殺しようとしたという誤った疑いをもたれ、追放されてしまった。ロック・ウィザードの呪いによって一か所に留まっていることができなくなったジンダたちは「さすらいのジンダ」と呼ばれる遊牧民になり、自分たちの才能を使って他の住人たちを楽しませるためにこの衛星の地表をさまようことになったのである。そしてヤヴィンの戦いの3年後、この部族はブライト・ツリー・ビレッジのイーウォックたちの助けを得てロック・ウィザードと和解し、我が家へ帰ることを許された。しかし、その翌年のエンドアの戦い後に反乱軍の貿易商によって発見されるまで、彼らの存在は銀河系の他の人々から知られずにいたのだった。
生態と外見
ジンダをエンドアのイーウォックの縁戚だと考えている人々もいるが、彼らはエンドアの原住種族ではなく、かつて宇宙船事故でこの森林衛星に座礁した数多くの種族の1つに過ぎない。
ジンダは二足歩行の知的種族であり、その体型は痩せ形から肥満体まで様々である。身長は成人のイーウォックやデュロックの平均とほぼ同じだった。彼らは赤色や茶色をした特徴的な玉房状の髪と、赤色または黒色の鼻によって識別可能である。ジンダには目が2つあり、その大部分は白色だが、瞳の周りの虹彩には青や緑の色がついていた。また、彼らの足はイーウォックよりも大きく、それぞれに3本の指が生えており、一方でイーウォックの手の指は3本だけだが、ジンダの手からは4本の指が生えていた。彼らの口には尖っていない四角形の歯が並んでおり、それは彼らが草食であることを示唆している。ジンダたちは食べることが大好きだった。
ジンダの体は大部分が薄茶色をしていたが、光の加減によってより暗い色に見える個体も存在した。また、彼らは上半身や首の周りを覆うように様々な形やパターンの模様を刻んでおり、これらは一般的には赤色をしていたが、皮膚の色よりも明るいものや暗いものなど、様々な陰影がつけられていた。さらに、彼らには首を伸ばす能力があり、実際の身長よりも体を大きく見せることができた。この能力には、ジンダが脅かされた際の防衛メカニズムと、男性が女性を惹きつける際に自分をアピールする手段としての2つの目的があったのだ。ジンダは陸上で生活する種族だが、彼らは泳ぎも得意であり、気晴らしのためによく泳ぐことでも知られていた。