ターボレーザー
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解説
ターボレーザーは、実質的には巨大なレーザー・キャノンであり、大型艦船の搭載兵器としては最も一般的なものである。例えばインペリアル級スター・デストロイヤーは60基のターボレーザー砲塔を搭載しており、こうした艦船のターボレーザーは列によって区分けされていた。それぞれの砲列はコンピューター化された火力制御システムによって調整され、組織的な一斉射撃によって敵を殲滅するのだ。
ターボレーザーは2段階に過給されたレーザー・キャノンであるとも言える。小さな第1レーザーがエネルギー・ビームを造り出し、ターボレーザーの主起動装置の内部で活性化されたブラスター・ガスの流れと相互作用を起こす。この組み合わせは強力なエネルギー場を生じさせ、銃身の内側にある電気コイルによって収束させられる。この一連の過程を経たレーザーは通常のレーザー・キャノンの2倍から3倍の威力を発揮するのだ。宇宙船に搭載されたターボレーザーは軌道上から惑星の地表に対して砲撃を行うことも可能である。
各ターボレーザーには専用のタービンとコンデンサー・バンクを必要とする。なぜなら極端なパワー上昇や超過エネルギーの流出によって兵器自体が爆発する可能性があるため、エネルギーの流れは慎重に調整しなければならないのだ。さらに各レーザーの銃身は冷却ジャケットで覆われており、通常はレーザー起動装置の下にも大型の冷却装置が装備されていた。
ターボレーザーはコンピューター化された火力制御システムによって、大型艦船を標的に捉らえることも可能だった。多くの砲塔は重厚な装備で守られており、例えば初代デス・スターの表面に配置されたXX-9ヘヴィ・ターボレーザーは、厚さ1メートルものクワダニウム装甲プレートを採用していた。通常、ターボレーザーは船の表面に配置されるが、操作は艦内の砲撃ステーションで行われることが多かった。
登場エピソード
- エピソード1/見えざる脅威
- エピソード2/クローンの攻撃
- エピソード3/シスの復讐
- エピソード4/新たなる希望
- エピソード5/帝国の逆襲
- エピソード6/ジェダイの帰還
- クローン・ウォーズ(TVシリーズ)