1.4 FD Pタワー・レーザー・キャノン
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アトガー・スペースディフェンス社製の1.4 FD Pタワー・レーザー・キャノンは、クローン大戦の時代から使用されていた円盤型レーザー・キャノンである。
解説
対車両用砲塔は軍事施設や宇宙ステーション、その他の施設に固定して使用する兵器である。これらの兵器の規模や威力は様々だが、最も一般的な機種はアトガー・スペースディフェンス社製の1.4 FD Pタワー・レーザー・キャノンである。
他のあらゆる対車両用砲塔と同様に、Pタワーはランドスピーダー、エアスピーダー、リパルサータンクなどの様々な敵車両を捕捉し、破壊することを目的に設計されていた。この兵器は非常に強力なエネルギー・ビームを発射することができ、その最大射程距離は10キロメートルにも達する。Pタワーの砲塔は360度完全に回転させることができるため、攻撃可能な範囲も広いが、一方で装甲は比較的軽いものになっていた。
残念ながら、銀河内乱においてはPタワーは比較的効率の悪い兵器だった。この兵器のエネルギー出力は軽装甲車両にしかダメージを与えることができず、AT-ATウォーカーのような重装甲の帝国軍の兵器に対してはほとんど効果がなかったのだ。Pタワーは小型のアトガー社製C-6砲塔の威力に頼っていたが、これは発射回数にして8回分のエネルギーしか蓄えることができなかった。さらに、この砲塔はPタワーが発砲する前に円盤の外周に配置された超小型パワー・ルータに充電しておく必要があった。その結果、Pタワーは10秒に1回しか発射することができなかったのだ。さらに、これらのパワー・ルータが1つでも破損すると兵器全体が威力を失い、戦闘時に使用不可能になることも多かった。挙句の果てには搭載された照準コンピューターも時代遅れの機種であり、高速なエアスピーダーを捕らえることさえできなかったのである。