ヤルア
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ヤルアは、銀河共和国の末期にキャッシークを代表していたウーキーの主席元老院議員である。彼は他の元老院議員たちの腐敗ぶりに嫌悪を抱いており、真の民主主義への復帰の道を模索していたが、既にそれがかなわぬ夢であることにも気づいていた。多くのウーキーと同様にヤルアは気が短く、平等と正義に関する卓越した感性を持ち合わせていた。
経歴
クローン大戦が勃発する直前、ヤルアはウーキーとトランドーシャンとの長い種族間対立を平和的に解決することを願い、トランドーシャンの代表者ハドクラスクと会談することに同意した。しかしちょうどその頃、多数のウーキーを乗せた輸送船がトランドーシャの衛星の1つの近郊で撃墜され、215名のウーキーが犠牲になるという事件が起こる。これに激怒したヤルアはトランドーシャへの貿易を全て封鎖せよと命じ、一方でトランドーシャン政府も報復措置として、犠牲者たちの遺体のキャッシークへの返還を拒否したのだった。この異常事態のなか、ついにヤルアはトランドーシャンによるウーキーへの適切な賠償がなされなければ、キャッシークは共和国から脱退すると宣言したのである。
事態を重く見たパルパティーン最高議長はジェダイ評議会にこの会談の調停を依頼し、ジェダイ・マスター、オポー・ランシセスが派遣された。しかし、クローン大戦の勃発によってこの調停も中断されてしまう。戦争が長引く間、ヤルアは共和国との同盟関係を維持してはいたが、彼によるパルパティーンへの支持は絶対的なものとはいえなかった。独立星系連合からの分離主義同盟への加入依頼こそ拒否したものの、ヤルアはウーキーにとって最も良い結果をもたらすであろう道を選択するだけだと宣言する。彼にとってもはや腐敗した共和国の存続は重要な関心事ではなくなっていたのだ。