テア・タニール
| ||||||||||||||||||||||||
|
テア・タニールは、銀河元老院でセネックス・セクターを代表していた元老院議員である。彼女のセクターが銀河共和国に加入したのは、クローン大戦勃発の直前のことだった。
解説
銀河共和国における民主主義の理想がパルパティーン最高議長の驚くべき改革によって消滅し始めたとき、元老院議員のベイル・オーガナとモン・モスマは、こうした新たなる背徳行為に対処するため、静かなる反抗を組織した。彼らは選りすぐった数名の議員たちを最初の議論の場に招いたが、その中の1人が人間の元老院議員、テア・タニールである。
クローン大戦の間、タニールはパルパティーン議長と密接な関係のある忠誠派委員会に名を連ねていた。また、彼女はグリーヴァス将軍による誘拐事件から救出されたパルパティーンを、元老院離着床プラットフォームで待ち受けていた議員団の1人でもある。彼女は凄惨なコルサントの戦いにおける劇的な勝利に感謝していたが、それでもなお、パルパティーンの策謀から共和国を救うために何らかの手を打つ必要があると強く感じていたのだった。
何千年もの間、セネックス・セクターは世間から隔離した古代の名家のグループによって支配されていた。その中の惑星ニーラノンで生まれたタニール議員は、文化的にかなり遅れた内向的社会で育ったにもかかわらず、極めて進歩的な女性である。モン・モスマやベイル・オーガナの関心を引いたのも、彼女のこうした理想主義的な考え方だったのだ。
タニールはこの秘密の議員グループの中で、自分が同僚の保守派議員たちと共にいることに気づいた。彼女はパントランのチー・イクウェイと親密な友情を築き上げ、この年下の議員に自己防御力と用心深さの双方が備わっていることを感じとる。だが、彼女はイクウェイがあまりにも無邪気であること、あるいはこの危険な陰謀に対して衝動的過ぎることを恐れていた。
また、彼女はジュヴェックス・セクターの落ちぶれた名家、ハリーキーノヴィッチ家のソン・ハリーキーノヴィッチから求婚されていた。彼はタニールと結婚し、彼女を一族に迎え入れることで家名を高めたいと考えていたのだ。だが、彼女がソンに関心を抱いていたかどうかは、一般大衆の知るところではなかった。