カーマシ
| ||||||||||||||||||||
|
カーマシは、思いやりと平和を愛する心で知られる、毛に覆われたヒューマノイド種族である。そのため、カーマシの名は銀河系のいくつかの言語で「遠方から来た友人」や「信用できる見知らぬ人」を意味するようになった。
生態と外見
カーマシは青緑色の目を持つ長身のヒューマノイド種族であり、体の大部分を金色の綿毛で覆われている。ただし、目の周りと頭の後ろから背中に掛けてだけは紫色の縞模様が並んでおり、長い手には指が3本しかなく、繊細で誰に対しても親切である。銀河系全域に存在する多数の文化の言語において、カーマシという言葉には「遠方から来た友人」や「信用できる見知らぬ人」という意味があり、人々はそれ以上適切な言葉で彼らを表現することができていない。
カーマシは芸術的かつ賢明で自由思想家でもあり、道徳的な力を通じての平和を信奉している。彼らの伝説によると、何世代も前に初期のジェダイ・ナイトが彼らの出身惑星カーマスを訪れ、フォースの道徳的な使用法を学んだのだという。また、カーマシは厳格な平和主義者でもあり、多くは商人、外交官、あるいは学者などの職に就いている。
彼らは自分たちの言葉でメムニィと呼ぶ永久的かつ鮮明な記憶力を持っており、テレパシーを通じて同種族間で記憶を共有することができる。氏族内では単にメムニィを広めることによって婚姻を結ぶことも多い。また、彼らはジェダイともメムニィを共有することが可能である。
歴史
銀河共和国の熱心な支持者だったカーマシは、その英知によって晩年に共和国が完全に分裂することを阻止した。そのためクローン大戦が終結すると、パルパティーン皇帝は報復として惑星カーマスの破壊を計画したのである。このときの激しい爆撃によってカーマスのすべての植物が滅ぼされ、大多数のカーマシが殺害されてしまったのだった。ケリルトでは大規模な集団が生き残っていたが、後にスゼヴフィに移住した者たちもいる。そしてカーマスを逃れた難民たちは、自分たちの世界を再興する望みを託し、他のいくつかの惑星へと逃れていった。そのなかにはオルデランも含まれており、彼らはオルデランの南方の島に難民の共同社会を築いたのだった。
カーマスのシールド発生装置を爆破したパルパティーンの工作隊を支援していたのはボサンのグループだった。彼らは惑星中を焦がす炎の嵐を巻き起こすため、突然の破壊的な攻撃を許したのである。後にこの悲劇におけるボサンの関与が詳細に記されたカーマス・ドキュメントのコピーがウェイランドで発見されると、ボサンに対して、残された難民たちの故郷となる居住可能な惑星を購入せよという要求が大々的に沸き起こることになった。だが、ボサンたちはこの要求を受け入れていない。
その間も残されたわずかなカーマシたちは、新たなる故郷が手に入るときを静かに辛抱強く待ち続けていた。同時に彼らはボサンとも共に働き続け、銀河系に寛大さの模範を示してたのである。