コーラ・メトネイ
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オルデラン王室に使える名門、アンティリーズ家の一員であるコーラ・メトネイは、外交船<タンティヴィIV>に掌帆長および下士官として搭乗し、デッキの乗員の世話や脱出ポッドを含む搭載機の整備を担当していた。共に働くレイマス・アンティリーズ船長は、彼女の叔父である。
解説
帝国初期の時代、メトネイ曹長が脱出ポッドの射出テストを監督していたとき、<タンティヴィIV>はカーサック星系の海賊団による襲撃を受け、射出したポッドを放棄せざるを得ない事態に遭遇した。そのとき失われたポッドの1つに、船のドロイド・プールにいた2体のドロイド、C-3POとR2-D2が乗っていたことが判明したのは、その直後のことだった。コーラは極めて価値ある財産を紛失した責任を問われ、任務を解かれることになった。そして、ベイル・オーガナはこの2体のドロイドの捜索を最優先課題としたのだった。
しかし、コーラの受けた罰は懲戒解雇ではなかった。彼女の組織的能力は、予定されていたある計画に必要不可欠なものだったのだ。その計画は<アナザー・チャンス>と呼ばれ、それはすべてを破壊し尽くしたクローン大戦を教訓とした、オルデランの自主的武装解除プログラムにおける旗艦の名称でもあった。この計画の骨子は、1隻の大型戦艦<アナザー・チャンス>を、オルデランに存在するすべての武器を積み込んだ自動式武装船へと改造し、それに3隻の自動式護衛戦艦を随行させ、長老評議会による呼び戻しがかかるまでの間、永久にハイパースペース内をジャンプし続けるようにするというものだった。
武器を奪おうとする帝国軍機動部隊の密かな妨害もあったが、コーラはこの4隻を安全に出発させる際に優れた貢献を果たすことができた。彼女は帝国軍の注意を真の目的から逸らすべく、<アナザー・チャンス>や他の船を偽装したトランスポンダー・シグナルを用意し、それらを搭載したおとり船団を発進させたのだった。
やがてこの努力がベイルに認められ、コーラは上級曹長として<タンティヴィIV>の任務に復帰した。また、彼女はC-3POとR2-D2がレイマス・アンティリーズによって回収されたことを知り、2体に命令がない限り、二度と脱出ポッドには入らないようにと指示したのだった。
その後も、メトネイはベイルやその娘レイア・オーガナをはじめとするオーガナ家に忠実に仕えていた。そして、ダース・ヴェイダーによって<タンティヴィIV>が拿捕され、破壊されたとき、彼女もこの船に乗っていたのだった。