C-3PO
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C-3POは、他の同型のドロイドたちと同じように、口うるさく、おせっかいで臆病なプロトコル・ドロイドである。彼はこのモデルに共通の特徴として、AA-1ヴァーボ=ブレインを搭載しており、そのため600万を超す宇宙言語や暗号などの通信手段に精通していた。これは銀河系のほとんどの種族間で、言語だけでなく、礼儀作法や文化的交流を含めた通訳を行うことができることを意味している。しかし、3POの生い立ちには他のドロイドとの決定的な違いがあった。それは、組み立てられた場所が本来の製造元であるアッファのサイボット・ギャラクティカ社ではなく、タトゥイーンのモス・エスパであるということだった。
解説
ヤヴィンの戦いの32年前、C-3POは当時わずか9歳だった奴隷少年アナキン・スカイウォーカーによって組み立てられたドロイドである。アナキンはモス・エスパにあるワトーのジャンク・ショップで働いていたが、日ごろから同じく奴隷である母親の手伝いをさせるドロイドが欲しいと考えていた。そこでアナキンは店の廃品置場に捨てられていた同型ドロイドのパーツを寄せ集め、ワトーに気付かれないように3POを組み立てたのである。ようやく作動したときにはまだ外装がなく、内部パーツが剥き出し状態のままだったが、彼はジャワと取引きを行うときなどにこのドロイドを使っていたのだった。
3POは創造主であるアナキンが、ナブーのアミダラ女王(そのときは侍女のパドメと名乗っていた)と友人になったとき、彼女が連れてきたアストロメク・ドロイドのR2-D2と出会う。これが今後長い冒険を共にする相棒との最初の出会いだった。その後、3POは様々な主人の手を経て姿を変えていくが、やがて黄金色に輝く外装プレートを手にした後、R2と共にオルデラン王室に仕えるようになる。そして反乱同盟軍の指導者の1人、レイア・オーガナを乗せたオルデランの外交船<タンティヴィIV>が帝国軍に拿捕されたことをきっかけに、2体のドロイドは銀河内乱の嵐の中へと巻き込まれていくのだった。
3POとR2はドロイドとしての性能にはそれほど大差が無いと考えられているが、決定的な違いはR2が道具としてのドロイドに特化した形状であるのに対して、プロトコル・ドロイドである3POが極めて人間に近い構造をしていたことにある。3POは2本足で歩行し、人間などの知的生命体と同種の言語を発することができた。事実、電子音しか発することのできないR2は、多くの場合で3POの通訳がなければ主人と会話を交わすことができなかったのだ。そのため3POはR2を目下の存在であると認識し、しばしば高圧的な態度で接することが多かった。しかし、実際にはこの2体は深い友情の絆で結ばれており、常にお互いを心配しあっていた。特にR2と別行動をとっているときの3POは思考回路が情緒不安定になる傾向が強く、あまりにも場をわきまえないお喋りが多くなるため、人間たちから邪魔者扱いされ、スイッチを切られてしまうことも珍しくなかった。だが、そんな中でもR2だけは常に3POを気づかってくれていたのだ。
登場エピソード
- エピソード1/見えざる脅威
- エピソード2/クローンの攻撃
- エピソード3/シスの復讐
- エピソード4/新たなる希望
- エピソード5/帝国の逆襲
- エピソード6/ジェダイの帰還
- クローン大戦(TVシリーズ)
- クローン・ウォーズ(映画)
- クローン・ウォーズ(TVシリーズ)
- スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル
- ドロイドの大冒険
- スター・ツアーズ