クレイト・ドラゴン
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クレイト・ドラゴン、別名ブル・ドラゴンは、タトゥイーンに生息する大型肉食爬虫類である。
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特徴と外見
クレイト・ドラゴンは凶暴な肉食爬虫類だが、その姿がその地方の住人に目撃されることはほとんどない。クレイト・ドラゴンは主にワンプ・ラットやバンサ、デューバックを捕食し、ときには仲間からはぐれたタスケン・レイダーを襲うことさえあるという。獲物を襲うときは巨大な爪で一撃を加え、その後、強力な顎で気絶した獲物を噛み砕くのだ。
クレイト・ドラゴンは食糧の摂取を助ける砂嚢を持っており、この砂嚢の中からときおりクレイト・ドラゴン・パールと呼ばれる美しい宝石が見つかることがある。この宝石を手に入れたいと願う人々は数知れないが、収穫には極めて大きな危険が付きまとう。このことはクレイト・ドラゴンの卵に莫大な資産価値を与えることになった。
クレイト・ドラゴンは夏の盛りに交配期を迎え、渓谷には彼らの雄たけびが響き渡る。逆上したドラゴンは恐ろしい破壊と虐殺を繰り広げることで知られており、そのため凶暴なタスケン・レイダーたちでさえ、この反響音を聴くと逃げ惑うという。タスケンたちはクレイト・ドラゴンの凶暴性と殺戮力に対して畏敬に満ちた崇拝を抱いているのだ。ある報告によると、タスケンの若者の通過儀礼はクレイト・ドラゴンを狩ることだと言われているが、その成功率は低いという。
宇宙生物学者のなかにはクレイト・ドラゴンがスター・ドラゴンとして知られるドゥイヌオグウィンの縁戚に当たるのではないかという仮説を主張する者もいる。スター・ドラゴンと関係のある生物としては他にもケル・ドラゴンなどが知られている。
種族
クレイト・ドラゴンという名は多数の亜種を包括した名称だが、少なくとも2種類の種族といくつかの亜種が存在しており、その全てが極めて恐ろしい存在である。
例えばジャンドランド荒地や砂丘地帯に生息するキャニオン・クレイト・ドラゴンは体高10メートルにもおよび、成獣になると全長30メートルを超えるほどにまで成長する。そして、彼らは生涯にわたって成長を続け、年を重ねるごとに力を増していく。また、頭部にはコーン型の5本の角が生えており、顔面は硬い骨と皮膚に守られている。
キャニオン・ドラゴンは雄大な外観を誇っているが、一方でより巨大なグレーター・クレイト・ドラゴン(またはデザート・タイタンとも呼ばれる)の前ではその姿も霞んでしまう。グレーター・クレイト・ドラゴンは自分の巨体を砂の中に埋め、力強い10本の脚で大砂丘海を泳ぐことができる。