モアグカイ
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モアグカイは、キンタンのニクトたちの歴史の中で創設された秘密社会である。
解説
長い闘争の歴史の中で、惑星キンタンに住むニクトたちは血と暴力の支配するカルト宗教や謎の集団の存在に悩まされ続けていた。審判の日に関する予言を信奉するムドウェッシュ・カルトの熱狂的信者たちが、幾度となくキンタンの権力を手に入れては、そのたびに共和国のジェダイ・ナイトやハットによる支配によってその地位を奪われていたのである。
こうした謎の集団の1つモアグカイはやや無名の存在だった。彼らは共和国の晩年にはすでに絶滅していると長く信じられており、その実態についてもほとんど何も知られていなかった。ごく僅かに分かっていたことは、彼らが善悪の区別を好まず、暴力的ではあるが名誉に関する強い規範を保持していたということだけである。
エンドレス荒地の最端で暮らすモアグカイは生き残る術と戦闘に長けた集団だった。彼らは常に男性のカジェインサニクトのみで構成されており、父が子を訓練する姿はジェダイにおけるマスターとパダワンの関係に酷似していた。そして、高度な訓練を積み、武器を持ったモアグカイのニクトたちは、屈強のジェダイに対してでさえ恐ろしい相手だった。彼らは肉体だけでなく精神力も鍛え上げており、ジェダイの精神操作に対しても耐性を持っていたのだ。なかにはライトセイバーの光刃を偏向し、無効化する能力を持つコートシス鉱で作られた武器や防具を手にしていた戦士の存在も確認されている。
暗黒街で暗躍するデヴァロニアンの詐欺師ヴィルマー・グラークは、クローン大戦が始まる直前に、ツィルとボックという名のモアグカイの戦士2人を雇っていたという。やがてパルパティーンが皇帝となると、モアグカイは宗教的狂信者たちとして扱われるようになり、あらゆる法による保護を奪われたのだった。
主なメンバー