ロント
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ロントは、タトゥイーンのジャワたちが乗用によく利用していた巨大な四足歩行の哺乳類である。この生物は従順で力が強く、何百キロもの荷物を運ぶことができる。また、彼らは体の大きさでタスケン・レイダーを脅かすことができるが、臆病なためスピーダー・バクなどの機械に簡単に驚いてしまう。ロントはヌビアやベンジャ=リンなどの惑星でも普通に見ることができる。
解説
ロントと呼ばれる巨大だが温厚な荷運び用動物は、タトゥイーンでジャワのお気に入りとなっている大型哺乳類である。知能の高いロントは飼いならすことも容易で、忠実さと力強さで知られており、大量の荷物を運ぶことができる。さらに、その大きさによってタスケン・レイダーのような外敵を脅えさせるにも十分な効果をもつ。ロントの所有者の多くはこれらをモス・アイズリーやモス・エスパの騒がしい路上に繋いで待機させている。
ロントは嗅覚が非常に発達しており、背中に乗っている主人が危険を察知することに役立っている。一説によると1キロメートル先に潜むクレイト・ドラゴンさえも感知できるらしいが、逆に視力はとても弱い。そのため、見かけに反して極めて臆病であり、スピーダー・バイクなどが近くを通過すると敏感に反応して飛び上がってしまうこともある。
ロントは生きるために大量の水を必要とするため、一般的な水分農夫や商人たちにとっては維持費のかさむ家畜である。しかし、皮膚から過剰な熱分を水蒸気として発散させることができ、タトゥイーンの過酷な砂漠気候にもよく適応している。ロントの顔に付いている大きなひだ状の膜は主にこのような熱放射に使われるが、砂嵐のときに顔を覆うことによって目を保護することにも役立っている。