ジャワ
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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ジャワは、タトゥイーンに原住する典型的な小型ヒューマノイドである。彼らは巨大なサンドクローラーで砂漠を徘徊し、売却または交換するための機械類を探す廃品回収業を営んでいることが多い。例えばあるジャワの一団はC-3POとR2-D2を発見し、それらをルーク・スカイウォーカーの叔父であるオーウェン・ラーズに売却した。また、ティール・カック率いる別のジャワの部族は、後にジャバ・ザ・ハットのペットとなるランコアを発見している。
彼らは詐欺集団としても有名であり、時代遅れのドロイドなどの旧型機種を水分農夫たちに売りつけることを好むが、一方でジャワは消極的な種族でもあり、同じタトゥイーンに原住するサンド・ピープルと違って、入植者たちに抵抗するようなことはほとんどない。彼らにとって入植者は優れたビジネス相手でしかないのだ。
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生態と外見
砂漠の惑星タトゥイーンの原住種族であるジャワは、知性を持ったネズミのような廃品回収業者であり、壊れて破棄された機械類を集めてまわる習性を持っている。身長1メートルほどの彼らは絶えず手製の厚い衣とフードを被っており、タトゥイーンの2重太陽からの強烈な日差しを防いでいる。通常、ジャワは真っ暗なフードの奥で2つの眼を輝かせているだけで、その奥に隠された素顔を見た者はほとんどいない。ただ1つ確かなことは、彼らの体臭が他の人々に対してひどく我慢ならないものだということである。これはもはや不快どころの話ではないらしい。
ジャワは銀河標準語であるベーシックを理解できるが、実際には彼ら独自の言語を好んで使っている。この言葉は低いはしゃぎ声や、ガーガーいう喉声、蒸気音のような声の組み合わせに過ぎないが、タトゥイーンのほとんどの住人はこれを理解でき、少なくとも彼らと取引きしている人々には何の問題もない。このことはジャワが手広く商売を行うことへの大きな強みとなっているが、なかにはジャワ以外の種族には理解できない奇怪な方言を使う者もいる。その一方で、水分農夫たちは集団のジャワと取引きするよりも、1人のジャワと取引きする方が確実に安全だということを学んでいる。
ジャワはタトゥイーンの砂漠を放浪し、捨てられたドロイドや壊れたマシン、他のスクラップ・メカなどを見つけては拾い集めている。彼らはサンドクローラーと呼ばれる巨大な要塞のような車両に乗って旅をしており、廃品を探して果てしなく続く砂漠の荒野をさ迷っている。彼らは基本的には人々が捨てたものを回収して他人に売り渡すハイテク・ジャンク業者だが、防御柵がなかったり安全ロックがされていないときなどは、水分農場から備品を盗むこともある。さらに、電気配線の切替え時の数週間後などは捨てられた配線を回収し、元の持ち主に売りつけて莫大な利益を得ていることさえあるのだ。当然、これらは泥棒や詐欺にも等しい行為だが、ジャワにとっては商売がより大事なのである。
本質的にジャワは懐疑的な種族であり、あらゆるものを恐れて生活している。なかでも特に天敵ともいえるものがサンド・ピープルとクレイト・ドラゴンである。サンド・ピープルはサンドクローラーほどの大きさになると攻撃してくることもないが、サンドクローラーから遠く離れて回収作業をしているジャワの一団を定期的に襲撃してくることがある。一方のクレイト・ドラゴンにはそのようなためらいは一切なく、どんなときでもサンドクローラーに襲い掛かってくる。
ジャワは概して臆病者だが、度を越えると武器を使うこともある。彼らのブラスターは独自の設計によって作られた武器であり、多種多様な機械類から取り出した部品で組み立てられている。また、ドロイドを麻痺させるためのイオン化ブラスターを携えていることもある。報告によると彼らは水分農家をサンドクローラーで踏み潰したこともあるらしいが、これが偶発的な事故だったのか、あるいは何らかの報復だったのかは分かっていない。しかし、彼らの多くが戦うよりもこそこそと逃げる方を好んでいるのも事実である。
タトゥイーンの荒野から離れた極わずかな都市では、多くの乗り物やドロイドを見つけて興奮しているジャワを見かけることが多い。たくさんのハイテク品に囲まれると彼らの性癖は過度になる傾向があり、周りの人々を何度も力ずくで追い払おうとする。観光客の多くもジャワに対する不満を募らせており、酒場から数十人単位で出て来ては新品のランドスピーダーを磨き始め、かじったり喜んだりする姿は見ていて本当に不愉快である。
テクノロジー
見かけに反して、ジャワは機械の分解に関する天性の素質をもった優秀な修理屋である。彼らはドロイド工学やリパルサーリフト技術こそ習得していないが、壊れたドロイドを動くようにしたり、動かないランドスピーダーを走れるようにすることくらいは可能であり、少なくともそれらを欲しがる水分農夫に売れるようにすることはできる。
銀河系におけるジャワ
ジャワはタトゥイーン内でも銀河系全体でも、自分たちの居所に関係なく政治的な関心を一切持っていない。もちろん、仮に政治活動に参加しようとしても拒否されることは明らかだが、実際に、反乱同盟軍にも帝国軍にも加担していない。彼らが興味を示すのは取引きで儲けることと、新たな技術を多く身につけることだけなのだ。