ティーク
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ティークは身長1メートルにも満たない、みすぼらしい悪戯好きな生物である。彼は寄り添った黒い目、突き出た前歯、尖った耳、全身を覆う白い毛が特徴的であり、忍び笑いを交えて喋ることが多かった。また、ティークは新陳代謝がとても早いため、電光石火の速度で動き回ることができ、走りながらでも難なく他の作業を行うことができた。
経歴
彼はただティークと呼ばれていたが、実際にはそれは森林衛星エンドアに生息する彼の種族の名称である。彼らは準知的種族として知られており、他の動物の巣やイーウォックの住居から物を盗んで生活していた。なかでもティークは光り輝く装飾品を好んで盗み出し、他の種族との間で、それらを同程度の価値のある品物と交換していたのだった。だが、他の多くの生物にとって、ティークが同等と見なす価値観は歪んで見えることが多かった。一方、被害にあっているイーウォックたちは彼らを害獣として認識し、嫌っていた。なかには彼らを不吉な出来事の前兆であると見なしているイーウォックもおり、彼らはどんな犠牲を払ってでもティークとの遭遇だけは避ようとしていたのだ。
ティークは宇宙船が壊れたためエンドアで立ち往生していた偵察員、ノア・ブライクァロンの大の親友であり、森に建てた小屋で一緒に生活を行っていた。そしてある日、彼らは森をさまよっていた人間の少女、シンデル・トワニと知り合い、彼女が邪悪なマローダーに捕らえられると、それを救出するべくイーウォックのウィケットと手を組んだ。やがてノアはエンドアから旅立つことになるが、ティークはディージやウィケットの部族と共に、この衛星に留まることを選んだのだった。