ヴォーンスカー
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ヴォーンスカーは、フォースを使って狩を行う犬に似た猛獣である。
解説
ヴォーンスカーは、惑星マーカーに原住する最も危険な生物の一種である。ヴォーンスカーは足の長い四足歩行獣であり、犬のような鼻面と鋭い牙、毒性のあるムチのような尻尾を持っている。ヴォーンスカーは夜行性であるため日中は静かだが、夜になると密林で並ぶものがない卓越したハンターとなる。しかし、日中に獲物を探す場合もあるので、日が昇っているからといって安全であるという保障はない。
ヴォーンスカーのムチのような尻尾は武器として非常に効果的である。それ自体を獲物にぶつけることで痛烈なダメージを与えることができ、さらにその先端には人間ほどの大きさの生物でさえ簡単に麻痺させてしまうほどの強力な神経毒も持っている。そして、一度麻痺させられた獲物はヴォーンスカーの強力な顎と鋭い牙によって、たちどころに餌食にされてしまうのだ。
ヴォーンスカーの主な獲物はこの惑星の樹上にいるイサラミリだが、彼らはイサラミリを狩る際にフォースを使うことで知られている。しかし野生のヴォーンスカーはフォースへの反応が鈍く、イサラミリもフォースを押し戻す防衛本能を持っているため、狩りは失敗することが多い。
マーカーに拠点を置く密輸業者のタロン・カードは2頭のヴォーンスカーを飼いならし、スタームとドラングと名付けて番犬代わりにしていた。彼らは尻尾の毒が抜いてあり、カードには極めて従順だが、一方で感覚が鍛えられているため、ジェダイに激しい敵意を剥き出しにする。また、後にこの惑星を征服したユージャン・ヴォングは独自の有機テクノロジーでヴォーンスカーを改造し、ヴォクシンという恐ろしい生物を作り出した。ヴォクシンは凶暴性とフォース感知能力が特に強化されており、多くのクローンが銀河系各地でジェダイ抹殺のために利用されたのだった。