マーグ
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解説
全身を漆黒の毛皮に覆われたマーグは、3メートルの身長を誇る恐ろしい姿をしたトゴーリアンである。彼は故郷トゴーリアで恋人のムロヴと婚約していたが、ムロヴは家庭で落ち着く前に銀河系を見て回りたいという願望を抱いていた。そして彼女はついに故郷を飛び立ち、マーグもその後を追っていったのである。
しかし、マーグはイリーシアで彼女を見失ってしまう。彼は仕方なくこの巡礼者の集まる宗教惑星に居残り、ムロヴを探しながら最高位司祭テロエンザのボディガードとして働くのだった。そしてヴィク・ドレイゴという偽名を使ったハン・ソロがトランダ・ティルたちの専属パイロットとしてこの聖地に就職してくると、マーグはハンのボディガードを命じられたのである。
トゴーリアンの外観にハンも始めは戸惑っていたが、2人は次第に打ち解けていき、やがてはお互いを信用し合うようになる。しかし、ハンはテロエンザの宗教に隠された恐ろしい事実を発見し、イリーシアからの脱出を計画したのだった。マーグはこれを司祭たちに対する攻撃であると誤解し、テロエンザとの誓約に従ってハンを捕らえようとする。だが、ハンはムロヴがコロニー2で囚人になっているという情報を素早く伝え、マーグも彼が真実を告げていることに気づくのだった。
ハンとブリア・サレン、そして2人のトゴーリアンは、イリーシアから脱出するための巧妙な作戦を展開した。作戦の途中でマーグは脇にブラスターを被弾したが、被害はそれだけに留まり、全員無事にこの惑星からの脱出に成功したのだった。そしてトゴーリアに到着したマーグは傷もすぐに回復し、ついにムロヴと結婚したのである。
それから数年後、マーグとムロヴは男の子と女の子を1人ずつ授かっていた。そこへハンとブリアが再び訪れ、イリーシアを攻撃するための兵士たちを募集した。マーグとムロヴはこれに同意して反乱同盟軍に加わり、イリーシアの戦いでの勝利に貢献したのだった。