カンデラス・オードー
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ヤヴィンの戦いのおよそ4,000年前、カンデラス・オードーは傭兵として生計を立て、最も高い金を払ってくれる顧客に対して奉仕していた。彼の顧客の多くは、戦士、戦略家、そして単なる暴漢としてのオードーの技能を利用したいと望む暗黒街の黒幕たちだった。しかし、こうした犯罪者の顧客たちも、彼がどこで取引きの術を学んだかを知れば、さすがにオードーを雇うことについて再考するようになるだろう。
経歴
カンデラス・オードーはマンダロリアンであり、したがって共和国とのマンダロリアン大戦における敗戦勢力の側にいた。しかし、彼は決して一介の歩兵ではなく、共和国を苦しめた多くの戦いで、作戦の立案およびその実行を担っていたのである。オードーは共和国にとって重要な戦犯の1人であり、事実、その手を多くの血で染めてきたのだった。歴戦の兵士としての客観的見地から、彼は共和国の人々が自分の行ってきた行為を忘れるには、まだ時間が足りないと考えていた。逆に、彼自身は同胞たちの敗北をまったく悔やまない実践的な男である。結局のところ、彼にとって戦いは単なるビジネスでしかなかったのだ。
やがて、カンデラスはタリスの暗黒街全域に影響力を持つ犯罪王デイヴィック・キャングに雇われるようになる。このとき、共和国市民の目はシス卿レヴァンとダース・マラックによる反逆的行為、そしてシスによる継続的な侵略行為の方へと向いており、敗北したマンダロリアンはもはや関心の外にあった。そのため、カンデラスは平穏な状態でビジネスに専念できたのである。
だが、生まれながらの戦士であるカンデラスは、いつまでも三流の用心棒を続けていられなかった。彼の関心を引くさらに興味深い申し出がきたのも必然だったのだ。タリスの上空で共和国クルーザー<エンダー・スパイア>が撃墜されると、この惑星はシスの支配下に置かれるようになる。カンデラスは足止めされることを嫌い、この惑星を離れたいと切望した。そして、彼は同じく惑星から脱出しようとしている共和国の難民数名を発見すると、彼らにタリスのコンピューター・ネットワークに進入するためのスライス・コードを提供する。彼らはそれを使って、この隔離された惑星から脱出するために必要となるアクセス・コードを検索することができたのだった。
共和国の逃亡者を満載したカース・オナシの<エボン・ホーク>がタリスから離陸すると、シスはこの惑星を完全に破壊しつくした。やがて、カンデラスはこの宇宙により多くの冒険が満ちていること、そしてマンダロリアンにとっても更なる活躍の舞台が用意されていることを知ると、この奇妙な組み合わせの逃亡者たちに加わることを決意するのだった。