タニス・シャイア
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解説
タニス・シャイアは帝国軍のスーパー級スター・デストロイヤー<エグゼキューター>を建造していたフォンドアの宇宙造船所で働く、物資補給用タグボートの運転手だった。この若き女性パイロットは反乱軍の破壊工作員として造船所に潜入したルーク・スカイウォーカーと出会い、一目惚れしてしまう。そして、ルークが帝国軍の罠にはまって捕らえられると、彼女は自動運転のドローン・バージを1隻奪い、星系から彼を運び出すことで脱出を手伝ったのだった。ルークもこのときばかりは、帝国軍を平然と裏切った彼女の向こう見ずな性格に多少の驚きを隠せなかった。もちろんルークもタニスの気持ちには気づいていたが、彼には反乱同盟軍のためにやり遂げなければならない重要な任務が待っていたのである。
その昔、タニスとその父ジョセンはサーペント・マスターたちによって支配されている砂漠の惑星オフィデランに不時着した。彼らはそこで即座に捕らえられ、グレート・ウェルの保守作業を行う奴隷として働かされることになる。タニスの仕事は難破した宇宙船から使えそうな部品を回収することだった。だが、シュプリーム・サーペント・マスターのタイランは次第に彼女に惹かれていき、彼女も働きながら絶えずこの惑星を出たいと懇願していたのだった。やがてタニスは自由を手にし、フォンドアへとたどり着いたのである。
フォンドアで物資補給用タグボートの運転手として働いていた彼女は、盗人というもう1つの顔を持っていた。実際、彼女は何隻ものドローン・バージを盗み、故郷に不時着するよう再プログラムを行っている。彼女とルークが脱走に使ったバージもこのとき再プログラムを行ったバージの1隻だった。そのため彼らはオフィデランへとたどり着き、そこで仲間たちと共に再びタイランの保護下に置かれてしまう。だが、タニスとルークはサーペント・マスターたちを打倒し、人々を奴隷状態から解放するのだった。
タニスはその後もルークがずっとこの惑星に留まることを切望するが、彼は反乱軍の任務に戻らなければならなかった。彼らは最後に別れのキスを交わし、それぞれの歩むべき道へと戻ったのである。