ティー・ワット・カ
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ティー・ワット・カは、マリダンにおけるラーメンたちの指導者である。
経歴
ティー・ワット・カは戦争で荒廃した故郷からラーメンの人々を疎開へと導き、最終的にマリダンにたどり着いた。だが、そこで彼らは凶暴なアマニンと遭遇する。原住民との和平の試みは無益な結果に終わったが、ワット・カは平和的理想を貫き、仲間たちが乗ってきた脱出ポッドを差し出した。アマニンは宇宙船が欲しいと要求してきたのである。
しばらくして、ラーメンたちは現地の木から巨大な種を集め、それらを使って村を築き上げた。ワット・カと他のラーメンたちはそこで平和な生活を送るようになる。だが、マリダンに墜落したアイラ・セキュラ将軍、コマンダー・アソーカ・タノ、コマンダー・ブライとの接触によってこの平和は破られた。彼らは戦いで傷ついたアナキン・スカイウォーカーの治療を求めてきたのだ。
当初、ティー・ワット・カはジェダイが戦争の永続支持者であると信じていたため、スカイウォーカーへの助けを拒否した。だが、最終的にはセキュラの説得に応じ、彼は息子の治癒者ワグ・トゥを墜落現場まで送り出すことに同意する。ただしその間、彼はセキュラに人質として村に残るよう要求したのだった。やがて、ジェダイ・ナイトとの長い会話を経て彼は好意的になり、ジェダイとラーメンは互いを理解し合えるようになったのである。
やがて、分離主義勢力のドロイド軍がマリダンに姿を現した。ロック・ダード将軍が新兵器の威力を実験するためにラーメンたちを利用しようとしていたのだ。アソーカ・タノとレックスは彼らに分離主義勢力の侵略軍に対する抵抗を促すが、ワット・カは頑なに拒否する。彼は自分たちの平和主義を貫くためだけに種族全体を殉教者として犠牲にする覚悟を決めており、もはや他の選択肢を一切考えていなかった。アソーカは彼らに勇気や助けを受け入れる考えがないと悟り、ラーメンたちの救済をためらうが、アナキンとアイラはこの無邪気で無関心な人々の純粋な信念を滅ぼしたくないと強く考えていた。
最終的にジェダイたちは分離主義勢力の残虐な実験からラーメンの人々を救うことができたが、ティー・ワット・カにはジェダイ、共和国、そしてこの戦争への憎しみを捨て去ることができなかった。彼は人々が生き残れたことについて感謝の気持ちを示したが、それでもヴェネター級スター・デストロイヤーがマリダンの大気圏内に入ってきたとき、共和国の支援を得た代償について思いをめぐらせたのだった。事実、この船も後に訪れる恐るべき銀河帝国の象徴となるのだ。