テクター級スター・デストロイヤー
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テクター級スター・デストロイヤーは、銀河共和国および銀河帝国で使用された、ハンガーを持たないスター・デストロイヤーである。
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特徴
テクター級は全長1.6キロメートルのくさび型宇宙船である。帝国宇宙軍における他の多くの戦艦と異なり、テクター級はハンガー・ベイを持たない構造をしている。その代わりに、通常ハンガーが開いている箇所にも強力な装甲が施してあった。
テクター級の設計は艦対艦の戦闘における効率を重視した結果であり、構造上の弱点を極力省いた機種となっている。しかし、他の目的に使いづらく、敵艦船への乗り込みや惑星への部隊の投下には事実上使用することができなかった。またハンガーがないことから、多数の敵と遭遇した際に支援を行う宇宙戦闘機を自力で格納することができず、長距離任務では常に他の空母を同行させる必要があった。
歴史
テクター級は、クローン大戦中にクワット・ドライブ・ヤード社によって生産された機種である。この艦はハンガーのないインペレーター級と同等であり、この戦争で使用された共和国艦船の中で最大のものだった。
クローン大戦末期には、テクター級とインペレーター級の2種類のスター・デストロイヤーによって少数の機動艦隊が構成されるようになった。そして銀河帝国が樹立すると、これらが次第に前線での任務から姿を消していったやや脆弱なヴェネター級に取って代わるようになったのである。
テクター級は数十年にわたって帝国で使用され続けたが、エンドアの戦いにも少なくとも1隻が参加していたことが確認されている。