ジャワの野営地
| ||||||||||||||||
|
ジャワの野営地は、ジャワたちが安全に暮らすための居住地である。彼らは大部分の時間を巨大なサンドクローラーの中で過ごすが、なかには様々な場所に安定した居住地を構える氏族もある。彼らはこうした野営地を転々と変えることによって、砂嵐やタトゥイーンの焼けるような二重太陽から避難しているのだ。だが、ジャワにとってはこれも砂漠で生き残るための本能に他ならない。
解説
外の惑星の人々が一般的に抱いている誤解は、ジャワが一生を完全にサンドクローラー内で過ごすというものである。確かにサンドクローラーは動く聖地として役に立っているが、結局はジャワがスクラップの回収や道具の売買をする際の機動性を増す、捜索用の乗り物でしかないのだ。
極めて重要な水分収集装置やその他の生活必需品も、最終的にはタトゥイーンの砂漠の奥深くにある岩と金属でできた要塞に運び込まれる。これらの居住地はサンド・ピープルや徘徊するクレイト・ドラゴンからジャワたちの身を守るために作られているのだ。大抵の場合、こうした要塞は貯水タンクや、水を保存しておく何らかの手段のある場所の周辺に作られる。通常、ジャワの族長はサンドクローラーで徘徊しているため、要塞に残っている最高位のジャワは女性のシャーマンである。
商売のため複数のサンドクローラーが集合するときも、ジャワはさらなる一時的な野営地を設置する。大規模なものになると、ジャワは年に一度タトゥイーンの嵐の季節の前に取引きのための会合を開催し、様々な氏族が物品の交換のため集結する。そこでは品物だけでなく、情報の交換や、さらには「結婚販売」と称して息子や娘の交換さえもが行われている。