カーボナイト
| ||
|
歴史
カーボナイトは、炭素から生成される合金である。これにはティバナ・ガスが混入されており、輸送の際には圧縮および瞬間冷凍によってブロックへと成形される。カーボナイトの産地としてはエンプレス・テタ星系が有名である。また、惑星ポラスの氷の荒地にもこの合金が大量に埋蔵されており、ポラスの住人たちはその冷凍過程および採掘に重要な役割を果たしていた。
地方によっては、カーボナイトが死者の肉体を保護するためにも使用されており、コルサントの元老院墓地では、ヴィーントゥ議員がこの方法で埋葬されていた。ハン・ソロもダース・ヴェイダーの命令によってカーボン冷凍されたが、これはヴェイダーが最終的にルーク・スカイウォーカーの冷凍を計画しており、人間がその過程を生き延びられるかをテストするためだった。カーボン冷凍室の改造によってテストは成功し、ハンは冷凍過程を通じて完全な冬眠状態に入ることができたのである。モルース・ドゥールはケッセル刑務所の前所長の遺体をカーボナイトで固め、トロフィとしてオフィスに飾っていた。カーボナイトに封印されたフォース・ユーザーはフォースを使うことができず、さらにあらゆるレベルでフォースと一切干渉することができない。そのため、カーボナイトはジェダイを捕らえる際の有効な道具となっている。また、カーボナイト・インサートはハイパードライブの一般的な部品である。
コルサントのスカイフックの一部はカーボナイトの微細繊維で地表に固定されていた。
クローン大戦中、フィルバはドロンガーで産出されるボタを密輸する際に、品質を保持するためカーボナイトを使用していた。
第2次銀河内乱の時代には、ボバ・フェットとマータ・ジェヴが偶然にもカーボナイトに封印された状態で生存していたシンタス・ヴェルを発見している。
銀河同盟戦争の終結の数年後には、ダーラ国家元首が神秘的な超能力に屈した暴力的なジェダイを捕らえるために再びカーボナイトを利用した。カーボナイトはフォースを抑制する力を持つため、ジェダイを封じ込める唯一の方法と見なされていたのである。