ガンマ級アサルト・シャトル
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ガンマ級アサルト・シャトルは、スペーストルーパーを戦場へ輸送するために使用された帝国軍シャトルである。
特徴
帝国軍のアサルト・シャトルは厳密には大型艦船ではないが、戦闘やゼロG・アサルト・トルーパーの輸送などでは大型艦船としての役割を果たしていた。この重装甲シャトルは、トラクター・ビーム発射装置、フル・センサーシート、パワー・ハープーン・ガン、震盪ミサイル発射管、自動ブラスター・キャノンなどの重火器によって、完全武装されていた。
アサルト・シャトルは3つの区画に分けられている。第1区画は乗員のコクピットであり、ここでは5人の乗員がスペーストルーパーの行動を監視し、同時にシャトルの操縦と全システムの制御を行っていた。第2区画である胴体部にはスペーストルーパー用のアーマー・シェルが最大で40個置かれており、その間は常に充電されていた。さらにこの区画にはスペーストルーパーが出動するときに開く折り畳み式のランチ・ドアが並んでいた。
通常の戦法では、アサルト・シャトルは標的を捕らえる際にトラクター・ビームか磁気ハープーンを使う。しかし、数少ないブラスター・キャノンで敵の動きを止め、その後ドアを開いてスペーストルーパーの小隊を放つという戦術をとることもあった。
アサルト・シャトルは帝国艦隊の中で最も強力な偏向シールドを備えた船の1つでもある。多くの艦船ではシールドに消費するエネルギーは全エネルギーのおよそ25%ほどでしかないが、アサルト・シャトルではそれが62%となり、その半分以上が前面に使われていた。その結果、少なくとも短時間であればかなり激しい戦火の中でも持ち堪えることができたのだ。
このシャトルは大気中でも宇宙空間でも使用できるが、航法コンピューターが3回目のジャンプまでしか耐えられないため、ハイパースペース航行には限界がある。ほとんどのインペリアル級スター・デストロイヤーは、戦闘要員となるスペーストルーパーの小隊と共に、このアサルト・シャトルを搭載していた。
歴史
ヤヴィンの戦いの1年前、1隻のガンマ級アサルト・シャトルが、帝国軍の燃料を強奪した反乱軍貨物船を、オーレーンからデュロ星系の宇宙都市ペルザーラ・ステーションまで追跡した。だが、この貨物船を操縦していた当時17歳のタリン・ダッチは、渋滞の中に飛び込むことでアサルト・シャトルを出し抜き、ハイパースペースへと逃走したのである。