スター・ガレオン級フリゲート
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スター・ガレオン級フリゲートは、帝国宇宙軍で使用されていたクワット・ドライブ・ヤード社製の武装貨物船、護衛用フリゲート艦である。
特徴
スター・ガレオン級フリゲートは1隻で2隻分の価値があり、これは銀河帝国の財政上の問題にも大いに役立った。それ以前の帝国軍の貨物船は非武装、あるいは軽武装のカーゴ船が大半を占めていたため、宇宙戦闘機や強力な大型艦船には対抗できず、護衛艦や他の攻撃艇による防御が必要とされていたからである。
しかし、新型のスター・ガレオンは航路上の敵機から身を守りつつ、カーゴ船と同量の貨物を運ぶことができた。さらに、震盪ミサイルとターボレーザーの組み合わせは凄まじい威力を発揮し、敵を撃退することも十分に可能だった。
スター・ガレオンには300人もの兵員を収容でき、その内側は対侵入者用の防衛設備で満たされていた。その一例が入り口や廊下の内側に並べられた要塞型の砲座である。また、スター・ガレオンは船内の各区画を封鎖することによって、侵入者を閉じ込める孤立した空間を作ることもできた。
スター・ガレオンのさらに興味深い特徴の1つが貨物区画である。貨物区画は船体の中央に位置しているが、ハイパースペースで切り放した後でも回収できるように、実際には別個の個体になっていた。この部分に装備された自動追尾装置を追うことによって、本体は貨物を追いながらハイパースペース内で手当たり次第にジャンプすることができるのだ。
歴史
銀河帝国は宇宙航路での安全を保障していたが、やがて海賊や反乱同盟軍によって帝国軍の貨物船が次々と捕らえられ、攻撃されるようになり、その頻度が無視できないほどにまで高まっていた。こうした攻撃によって大量の貨物を失った帝国軍は、ついに新しい大型艦船の開発を余儀なくされたのである。この新しい戦艦、すなわちスター・ガレオン級は、貨物船としての役割を果たすのに十分な積載量をもつ一方で、洗練された兵器とシールドも装備していた。スター・ガレオンは本質的に、貨物船と自身を守る護衛艦の両方の役割を果たしていたのだ。