ブロードサイド級クルーザー・kdb-1
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ブロードサイド級クルーザー・kdb-1、別名ブロードサイド級コルヴェットは、銀河帝国の大型戦艦である。
特徴
ブロードサイド級は全体的なデザインをグラディエーター級スター・デストロイヤーと共有している。この船は長距離戦闘を意識して設計されているため、加速性と機動性は平凡であり、軽装甲だった。武装も2基のターボレーザーと多数のミサイル発射管だけである。初期型モデルは高価なダイアモンド・ボロン・ミサイルを搭載しており、密集型編隊の船に対して極めて強力な効果をもたらしていた。これらのミサイルの射程距離は長距離攻撃の際に非常に役立ったのである。だが後期型モデルでは、一部のクルーザーを除いてこれらはより経済的な震盪ミサイルに換装されのだった。
この巡航艦は機動性に乏しいが、敵のレーダー探査が行われている状況下で長距離ミサイルを発射する際に有用である。ミサイルによる突然の集中爆撃によって、敵を混乱させることができるのだ。多数のブロードサイド級クルーザーが集まれば、大量の震盪ミサイルによって大規模な艦隊を簡単に打破することができ、あるいは少なくともシールドを不能にすることで、続く攻撃に対して無防備な状態にすることが可能である。
歴史
ブロードサイド級がクワット・ドライブ・ヤード社によって初めて製造されたのは銀河内乱の初期のことである。この船はグラディエーター級スター・デストロイヤーをベースとし、長距離ミサイル船として考案されたものだった。構造設計はグラディエーター級から乗員用区画を取り去り、ハンガー・ベイを魚雷ベイに転用し、装甲を一部除去したものとなっている。こうした改造によって自衛能力が大幅に失われたため、ブロードサイド級はスター・デストロイヤーから巡航艦へと降級したのだった。
KDY社の技術者たちはこの級種に大きな機動性は不要だと考えており、ブロードサイド級がグラディエーター級より低速であるという事実を放置した。結果としてこれは他の大型戦艦に対する弱点となり、事実上、護衛なしで展開することができなくなったのだ。しかし、そのミサイルは宇宙戦闘機中隊や小型宇宙ステーションに対する攻撃で絶大な効果を発揮することが証明された。一方で、設計上の問題点以上に帝国軍の頭を悩ませたのは、大量のブロードサイド級が盗まれてしまったことである。事実、ザーン連合は銀河内乱の間に多くのブロードサイド級を手に入れている。