データパッド
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解説
データパッドは、小型で通常は安価な、情報の記録に使用する電子機器である。データパッドはより原始的な書籍の代替品であり、テキスト文書、画像、ホログラム・データなどを記録することができる。これらは通常、ノート、スケジュール管理簿、計算機、スケッチパッドなどとして使われていた。機種によってはより大型のコンピューター・ネットワークに接続し、情報をダウンロードすることも可能である。多くのデータパッドはタッチセンサー付きのカラー・スクリーン、音声ピックアップ、ヘッドフォン端子、パワー・セルを標準装備している。
銀河系では特殊な情報(星図、百科事典、旅行案内、法令、物語など)が記録されたデータカードが幅広く利用されていた。こうしたデータカードはデータパッドに挿入することによって容易にアクセスすることが可能となる。多くの惑星政府にはあらゆる外界の人々にこのような資料(特に地元の法令に関するもの)を提供する義務があった。
データパッドは手の平サイズの装置から両手用の大型ユニットまで、大きさも様々である。最も一般的なデータパッドであるコンパニオン2000は重量も1キロ以下であり、価格もおよそ100クレジット程度だった。この機種は幅広いデータパッドを提供しているマイクロデータ・テクノロジーズ社の製品である。
データパッドは本質的にはノートに他ならない。レヴァンとジェダイ・エグザイルは、メモをとる際や、任務に関する情報の記録のために頻繁にデータパッドを使用していた。
他には、賞金稼ぎなどに雇い主が任務を与える際にもデータパッドが使われることが多かった。賞金稼ぎも任務で標的や場所、その他の重要な情報を記録するためにデータパッドを使用していた。この種の個人向けデータパッドは使用法を誤るとすべての記録情報が消去されるようになっていた。
また、一部のデータパッドは非常にデリケートな装置だった。そのため、表面に埃が付着したデータカードを挿入すると、データパッドの電子機器が完全に壊れてしまうことも多かった。
さらに一部の機種は寒冷地での使用を考慮して、サーマル・グローブを着けた状態でも容易に操作できるよう、大型のキーを装備しているものあった。
原始的な種族だったメナフーンは、外界の移住者から盗み取ったデータパッドを利用して共和国レベルのテクノロジーを大量に学んだことで知られている。