アサルト・フリゲート・マークII
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アサルト・フリゲート・マークIIは、銀河内乱において反乱同盟軍が大量に使用した軽戦艦である。
特徴
反乱同盟軍の大型艦船への需要を満たす助力として、反乱軍の技術者たちは旧式の退役したドレッドノート・クルーザーの骨組みを出発点に選択した。かつて乗員を詰め込みすぎだという悪評に晒されていた戦艦は大幅に改造され、燃料消費の低減とエンジン容量の増加を実現するべく、巨大な上部構造を除去されたのである。
改造工程の中である程度の個体差が生じたが、アサルト・フリゲート・マークIとして最も一般的に認識されている仕様は、巨大な背びれと高度なオートメーション化であり、元のドレッドノートが必要とする乗員数の3分の1にも満たない、5,000人以下の乗員で操艦することが可能である。
その後、レンディリィ・スタードライブ社内の少数派グループに属する設計者たちが、アサルト・フリゲートにさらなる改善の余地があることを見出し、秘密裏に行われた作業によって、非公式にアサルト・フリゲート・マークIIと呼ばれる戦艦を開発した。このバージョンはドレッドノートからさらに船殻を取り除かれており、モン・カラマリ・スター・クルーザー用に設計された高性能な偏向シールド・サブシステムが組み込まれている。このサブシステムによって、限られた時間ではあるがシールド発生装置を燃やすことなく、シールド全体の出力を増加させることができるようになったのだ。
より一般的なマークIほど数は多くないが、特に銀河内乱の初期にはマークIIもかなり多用されていた。しかし、社内に規律を乱す設計者たちの気配を感じ取ったレンディリィ・スタードライブ社は、反体制派の粛清を行い、結果的にマークII計画は終焉を迎えてしまう。反乱軍が独自に開発したマークIが時代遅れになりつつあるなか、マークIIへの改造やその製造計画を続けていたのはわずかな反乱軍の造船所だけとなってしまったのである。その結果、初期の政府形成期にあった新共和国の艦隊でも、依然として旧式のマークIの姿を確認することができたのだった。