ハーミ・オードル
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ハーミ・オードルは、ジャバ・ザ・ハットの砂漠の宮殿で雇われていた数多くのエイリアンの1人である。彼はぼろぼろのマントを羽織り、唇がいつも垂れ下がっていた。
経歴
ハーミ・オードルはタトゥイーンで人生の大半を過ごしたバラグウィンである。エンドアの戦いの数年前、彼は所有していた無登録の巨大貨物船を帝国軍のパトロール隊に撃墜されてしまったが、まだ新しい船を手に入れていなかった。一般にバラグウィンは無政府主義の種族であり、オードルがジャバ・ザ・ハットや彼を取り巻く悪党たちのところへ身を寄せるようになったのもそのためである。ジャバはオードルの持つ武器に関する知識や修理能力を高く評価しており、彼を専属の兵器製造者として雇ったのだった。
オードルはジャバの衛兵たちが使うすべての武器(ブラスター、散弾投射機、震動武器、スキッフ・キャノンなど)のメンテナンスを任されていた。しかし、ジャバの手下にはろくに訓練もされていない乱暴な傭兵たちが多く、彼の熟練された技術を持ってしても、誤使用や整備不足による武器の破損は悩みの種だった。
そんなオードルにもジャバの宮殿にただ一人だけ、どうしても勝てない相手がいた。彼の努力や技能をいつもけなしているスクリリングの銃器密輸業者ポート・スニッキンである。ついに、スニッキンはオードルの武器の1つに細工をし、ジャバのペットの1匹を殺してしまった。オードルはジャバに対して速やかに謝罪し、報酬無しで仕事を続けると申し出たことによって、なんとかランコアの餌にされないよう懇願した。ジャバの怒りはなんとか収まったが、オードルは宮殿の笑い係に成り下がったのである。
ジャバが殺害された戦いの最中、オードルはついにスニッキンへの復讐を果たした。武器を掴んだスニッキンはルーク・スカイウォーカーに気を取られていたため、背後からオードルが近づいてきたことに気付かなかった。オードルは静かにスニッキンをスタン・ガンで狙い撃ち、気絶させる。スニッキンはジャバのセール・バージ<ケターナ>と同時に吹き飛んでしまったが、オードルはそっと戦闘域から脱出することに成功した。そして戦いが終わると、彼はモス・アイズリーへ向かい、ジャバの宇宙船を1隻盗んでタトゥイーンを去ったのである。それ以来、彼の居場所は分かっていない。