ヤズム
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ヤズムは、森林衛星エンドアに原住する知的種族である。彼らはラグナIII出身のユージムと混同されやすいが、完全に別の種族である。
生態と外見
エンドアの月に原住するヤズムは、知性を持ってはいるが原始的な種族である。彼らの丸みを帯びた体は全身が毛皮に包まれており、足は長細く、大きな口からは歯が突き出していた。ヤズムはグループ単位で行動し、主な食糧源であるラガーと呼ばれる齧歯類を捕獲していた。
ヤズムは実に様々な外見をしており、鋭い牙を生やした者もいれば、丸まった歯を生やした者もいた。また、厚い柔毛に覆われた者もいれば、短い毛皮の者もいた。したがって、ヤズムという単語は森林衛星エンドアに原住する毛皮に覆われた遊牧哺乳類全般を指す種族名といった感がある。
彼らは同じエンドアに住むイーウォックと同レベルに発展途上であり、槍などの原始的な武器を使って肉食獣や外界人から身を守っていた。だが、ヤズムが食糧を調達し、生存する際の優位性は主として体の大きさにある。全般的に大柄な彼らは肉食獣を怯えさせ、追い払うことに役立っていた。
ヤズムは音楽的要素を含んだ言語によって会話を行っており、喋っているというよりむしろ歌っているという印象を受ける。彼らの音声には耳障りなトーンが含まれているが、多くのヤズムが素晴らしい歌手として迎えられていたのも事実である。極少数だが、エンドアを離れたヤズムには晩餐会で活躍している歌手もいた。