クオレン分離連盟
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クオレン分離連盟は、クローン大戦中に独立星系連合と同盟を結んでいた惑星ダクにおける、かつてのクオレンたちの分離主義組織である。
彼らのリーダーはクオレンのティッキーズ議員だった。当初からクオレンたちは銀河共和国政府へ代表団を送り込むことにほとんど関心を抱いていなかった。だが共和国を脱退する前の最後の数年間は、クオレンが銀河元老院において独占的に故郷の惑星を代表していたのである。
解説
クオレンは故郷を同じくするモン・カラマリの同胞たちに対してだけでなく、広く銀河系に向けて強い憤慨の底流を見せていた。そんな彼らが銀河系の巨大政府に代表団を送り込んでいたという現実は、外界人からしてみれば奇妙に見えたことだろう。だが、銀河共和国最後の数十年の間、クオレンが銀河元老院におけるモン・カラマリの議席を独占していたのは紛れもない事実だった。
モン・カラマリたちが築き上げた巨大な浮遊都市、そして彼らを宇宙へ進出させた壮大なカラマリアン・スターシップは、すべてクオレンたちが海底から採掘した鉱物資源を原材料として造られたものである。そして、クオレンの鉱夫たちはコマース・ギルドに加入することで、その政治的影響力を大きく膨らませていった。コマース・ギルドはモン・カラマリ評議会に参列する多数のクオレンを買収し、数期にわたって彼らの代表であるティッキーズ議員を政権の座に座らせることができたのだった。モン・カラマリたちも自分たちの主張を聞いてもらおうと最善を尽くしたが、勝利を収めたのは常に企業の利益主義とクオレンの孤立主義だったのである。
だが、ティッキーズ議員は共和国を襲った分離主義危機の最中に数々の不正を暴かれ、失脚を余儀なくされた。彼は分離主義勢力の宙域へと逃走し、かろうじて共和国での起訴を免れることができたのである。やがてクローン大戦が勃発すると、彼は増大していく分離主義運動に故郷の資源を提供することを誓約し、独立星系連合の創設メンバーの1人に加わった。しかし、故郷ではより進歩的なクオレンであるタンドラ・ドーメイアが彼の後継者として元老院議員に選出されており、ティッキーズは故郷での発言権を失っていたのである。その結果として生じた対立はモン・カラマリの内乱へと発展し、ティッキーズの支持派によってクオレン分離連盟が結成されたのだった。