<クレイト・オナー>
(クレイト・オナーから転送)
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<クレイト・オナー>は、シコ・バス船長が所有していたゴザンティ・クルーザーである。彼はこの船を使って無所属の傭兵たちの護衛を行っていた。
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特徴
<クレイト・オナー>は、奇妙な敵と味方によって現役のゴザンティ・クルーザーの中では特によく知られた船として認識されていた。この船の両サイドは計8基の強力なレーザー・タレットによって守られており、さらにクワッド・レーザー・キャノン・タレットが腹部と背部をカバーしている。また、船首には3基のターボレーザー・キャノンと1対のプロトン魚雷発射管が隠されていた。
歴史
<クレイト・オナー>は、通商連合がライバルを妨害するために密かに支援していた私略船や略奪団から、無所属の傭兵たちを保護する仕事を請け負うことが多かった。このような行為は傭兵たちやその雇い主から大いに歓迎されていたが、逆に連合は<オナー>とその乗員の両方を抹殺すべき頭痛の種として見ており、彼らの首に多額の懸賞金を掛けていたのである。あるとき、彼らが1隻のプレジャー・ヨットを通商連合の攻撃から救助していなければ、<オナー>は確かに最悪の結末を迎えていただろう。彼らが救ったヨットはジャバ・ザ・ハットの所有する<スター・ジュエル>であり、この救出を大いに喜んだハットの犯罪王が、タトゥイーンに<オナー>の安住の地を申し出たのである。こうして、<オナー>と乗員たちは通商連合と関わりのない、数少ない宇宙港の1つを手に入れたのだった。
<クレイト・オナー>の一風変わった乗員たち(数人のイソーリアン、人間、そしてフィーオリンの夫婦など)は、陰謀の渦巻く雰囲気を楽しんでいた。この船の船長は公式には人間女性のレイン・ウィネストということになっていたが、実際の船長は物静かで威厳あるケル・ドーリンのシコ・ヴァスだった。この偽装の意図はまったく不明だが、コア・ワールド内に着実に広がりつつあった人間至上主義が原因だったことは間違いない。クローン大戦が始まってからも、ウィネストとヴァスはタトゥイーンを拠点として通商連合を悩ませ続け、この奇妙な乗員たちを2人で効率的にまとめていた。だがクローン大戦後、銀河帝国の時代となってからの<オナー>とその乗員たちの行方はまったく分かっていない。