フェーズI・クローン・トルーパー・アーマー
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フェーズI・クローン・トルーパー・アーマーは、クローン大戦中に共和国グランド・アーミーの初期のクローン・トルーパーが着用していた装甲服である。
特徴
ジャンゴ・フェットから設計支援を受けて開発されたフェーズI・クローン・トルーパー・アーマーは、黒いボディスーツを覆う20個の軽量プラストイド合金製の外装プレートによって構成されており、その重量は20キロ以下である。この装甲服は物理的にはまったく同一の個体であるクローンたちの軍隊で使用されていたため、サイズは一通りだけあれば十分だった。また、これらにはマンダロリアン・ショック・トルーパー・アーマーとの漠然とした類似性があり、カミーノアン社会の厳格な感性に従った結果として、完全に真新しい目のくらむような白色をしていた。ただし、指揮官のユニットには階級ごとに独自の異なる色のストライプが塗装されていた(黄色は指揮官、赤は大尉、青は中尉、緑は軍曹を意味していた)。
しかし、クローン大戦が激化すると、自分たちの個性を示すために装甲服をカスタマイズするトルーパーも現れた。例えば、CC-2224は装甲服をオレンジ色に塗装し、CT-7567は青色に塗装していた。また、ヘルメットには暗い場所を照らすための光源を取り付けることができた。
この装甲服は重くて着心地が悪く、クローン・トルーパーたちからもあまり好かれてはいなかった。さらに、これらは集中砲火や榴散弾に対する耐性も弱いため、共和国グランド・アーミーの非クローンの兵士たちから「ボディ・バケツ」と揶揄されることも多かった。こうした欠点はカミーノアンの知識、とりわけ人間の体に関する情報不足に起因している。しかし、この装甲服にはオーバーヒートを防ぐための冷却システムが装備されており、Tバイザーの内部には高性能呼吸フィルターが組み込まれていた。また、医療用のバクタ・パックやARCトルーパー用の小型火炎放射器などのモジュール式付属物を取り付けることもできた。
クローン大戦の終盤には、フェーズI・アーマーの大半がフェーズII・アーマーに置き換えられたが、一部のクローンにはあえてフェーズI・アーマーを選んで使用していた者たちもいた。新秩序が宣言された後でさえ、新設されたストームトルーパー部隊の一部ではフェーズI・アーマーが使用されていたほどである。