<サンクチュアリIII>
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<サンクチュアリIII>は、銀河共和国で活躍した改良型ペルタ級フリゲートである。重武装、重防備の病院船であるこの船の役割は、クローン大戦における犠牲者を減らすだった。カリーダ星雲の戦いの直前に、ナブーから少なくとも4隻派遣されたペルタ級フリゲート船団の1隻である<サンクチュアリIII>は、接近中の連合宇宙軍の大型巡航艦<マレヴォランス>によってカリーダ・ショールズ医療センターが破壊される前に、同センターから負傷したクローンたちを運び出す作業を支援したのだった。
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特徴
<サンクチュアリIII>は赤色、白色、黄色のカラーリングがなされたペルタ級フリゲートである。この船は、対照的な縞模様を持つ船団の他のペルタ級フリゲートと違い、右舷上部と左舷下部の補助翼に描かれた特徴的な赤い縞模様によって、容易に識別することができた。
敵艦に大きなダメージを与えることはできないが、<サンクチュアリIII>は同等の大きさの船と比べてより大型のターボレーザー砲塔を装備していた。一方で変形式の補助翼エンジンがあるにも関わらず、亜光速ドライブの機動性は貧弱なものだったが、この病院船はハイパードライブを装備しており、ハイパースペースへジャンプすることができた。また、偏向シールド発生装置も同クラスの船と比較して強力なものが用意されていた。さらに、メンテナンス・ドロイドと火力制御システムの働きによって、戦闘で受けた損傷が即座に修理され、船の制御と患者の命が守られていたのである。
歴史
クローン大戦中、負傷者たちが必要とする医療支援は不足しており、治療中の保護体制も不十分なものだった。こうした中で、<サンクチュアリIII>は数少ない安全な場所の1つとされ、重防備であるだけでなく、奇襲にも耐えうる大型艦船として知られていたのだった。
ヤヴィンの戦いの21年前、<サンクチュアリIII>は<マレヴォランス>がカリーダ・ショールズ医療センターを破壊するために到着する前に、この宇宙ステーションから負傷したクローン・トルーパーを退却させるためナブーから派遣された、少なくとも4隻のペルタ級フリゲートからなる船団の1隻だった。